132. あの日の記憶 (めめ) ページ32
目黒 side
街が賑やかに色づく寒い季節になると、思い出すことがある。
幼い俺にとってはかなりの衝撃で、“怖い”という気持ちを根付かせたその現象は
『うぅ、おえぇぇ‥』
自分の体調もあまり良くない今日。
『おぉ大丈夫か？』
『なに今日具合悪かったの？』
『ゲホッ、ゴホッ‥うぇっ』
目の前で繰り広げられたことによって、鮮明にあの日の記憶を呼び戻した。
某番組で先輩がプロデュースしてくださる、スペシャルステージ。
その練習の為、ひとつのリハ室に集まったのは世代を超えたたくさんのジャニーズJr.。
その中のまだ小さな少年がお腹を抱え逆再生をし始めて‥
深「めめ？おーい目黒？」
目「‥ふか‥さんっ、お‥れ、！」
気づけば自分の殻にこもるように頭を抱え、しゃがみ込んでしまっていた。
そんな俺に気づいたふっかさんの声で、みんなもこの事態に気がついて、
佐「大丈夫か！？」
ラ「え！何事！？」
周りを囲ってくれるけど、
目「‥や、やだっ！！‥こわ、い‥んっ」
その光景は余計にあの日を蘇らせる。
少しでも気持ちを落ち着ける為、震える手を自らの手で掴もうとするけれど、
阿「ちょっと目黒。ダメだって！」
翔「やめろ！」
その力が強すぎて彼らには傷つけるように見えたんだろう。
目「さ、触るな！！！」
と、まるで獲物を威嚇するように、睨みつける俺はどんな風にその目に映ったのか。
何も言わずに手を離し、一歩、また一歩と後ずさる姿は完全に怖がらせてしまったけど‥
目「や、やだ‥こ、こわっ‥、んん」
今は自分を襲う恐怖と戦うことが精一杯で、
康「めぐ？‥蓮？聞こえる？俺や、康二やで」
そう、目の前にしゃがんで話かけてくれる康二くんの声も、耳に届かなくて。
照「めーぐろ。大丈夫、大丈夫」
舘「怖くない、怖くない。大丈夫だよ」
何も知らないはずなのに、決してこの体には触れずにいてくれる、みんなの優しさでさえ
目「こわ、いっ‥やだ、や‥」
今は恐怖を煽る不安材料にしかならなかった。
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ぱいなっぷる(プロフ) - すー。さん» お返事遅くなってしまってごめんなさい(>_<)！そして、改めましてリクエストありがとうございました想像していたようなお話になったか不安ですが、楽しんで頂けましたら幸いです(^ ^) (2020年1月6日 19時) (
レス) id: 2650afa384 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなっぷる(プロフ) - わさん» お返事遅くなってごめんなさい(>_<)！そして、リクエストありがとうございます☆順番に作っていきますので、お待ち頂けると嬉しいです。よろしくお願いします(^ ^) (2020年1月6日 19時) (レス) id: 2650afa384 (このIDを非表示/違反報告)
すー。 - 康二くんのリクエストに答えて頂き有難うございます！本当によかったです (2020年1月4日 22時) (レス) id: 84a0c4611a (このIDを非表示/違反報告)
わ(プロフ) - リクエストよろしいでしょうか？目黒君がずっと熱があったけど何日か我慢しててリハ中に倒れてしまうお話お願いしたいです。よろしくお願いします。 (2020年1月4日 1時) (レス) id: abbfdf0b4e (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 以前のを覚えてくださっていたんですね！？二度もしてしまい申し訳ありません。こちらの作品をいつも楽しんで読ませて頂いていて、とても人気で沢山のリクエストがあると思いますが頑張って下さい(^^)応援しています^_^ (2019年12月30日 21時) (レス) id: 7344304298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱいなっぷる | 作成日時：2019年12月7日 9時
