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照「他のメンバーは既に引っ越したんですか？」
秀明「あぁ。最後のメンバーは昨日にな。」
照「どうする？俺は賛成なんだけど。」
私は考えた。
シェアハウスした方が私も照も仕事の時に優奈を頼めると。
照は優しく手を握って
照「賛成なら手を握り返して？反対なら、そのままで居て？」
私は、すぐさま握り返した。
照「賛成だな？」
A「うん。」
照「俺たち夫婦もシェアハウスします。」
秀明「じゃあ２、３日で荷造り出来るか？元の家は、そのままでいいから。」
照・A「分かりました。」
そして俺たちは自分たちの荷物と優奈のオムツや着替えを最低限持ち
渡された地図を持って家を出た。
ベビーカーを照が押し、私が地図を持つ。
駅から、しばらく歩き高級住宅地の片隅に３階建ての住宅が見えた。
照「ここ？」
A「間違いない。」
セキュリティーは万全で門は毎日変わるパスワードを入力して
指紋を認証させなければ開かなくなっている。
玄関もICチップ入りのカードを認証させて開けるという。
門のパスワードは毎朝５時に送信されてくる。
財布に入っているカードを玄関に認証させドアを開ける。
辰哉「おぉ、やっと来たか。」
照「凄いな、ここ。」
辰哉「うん。上がる前にこのパネルに手の平、認証させて。
それで安全に帰宅したことを知らせるのと、門の指紋を登録するんだと。」
A「これって優奈も？」
辰哉「もちろん。なぁ〜？」
辰哉はベビーカーで寝てる優奈の手をつついた。
照「この画面は？」
辰哉「家の周りに人感センサーが無数にあって、それが見られるんだって。」
A「へぇ〜。」
バタバタ
ラウール「ふっかさん！大変！大変！」
辰哉「優奈がビックリするから。」
照「どうした？」
ラウール「庭に変な人が入り込んできたの。」
辰哉「は？！」
辰哉は優奈を抱いたままリビングに行く。
私たちも行くと確かに庭に不審者が居た。
あの男は・・・。
私は咄嗟にキッチンへ隠れる。
蓮「Aさん？」
照「どうした？」
A「あの男、ストーカー。」
照「マジか。」
辰哉「大丈夫。外からは中、見えない構造になってる窓だから。それに見てみ？」
私は恐る恐るキッチンからリビングを見るとラウがストーカーに向かって、あっかんべーをしている。
A「ホントに向こうには見えてないんだ。」
辰哉「デカい鏡にしか見えないよ。」
照「よく出来てるな。」
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作者名：rampage16love | 作成日時：2022年9月24日 12時
