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岩本｢えー、じゃあ俺も階段で行こうかな｣
渡辺｢...俺も｣
宮舘｢俺も階段にするよ｣
阿部｢俺も階段｣
深澤｢1人は寂しいから俺も階段〜｣
佐久間｢すいません、せっかくエレベーター止めていただいたのに...｣
ｽﾀｯﾌ｢いえいえ！皆さん仲良いんですね(笑)｣
佐久間｢そうなんですよ！なっ、ふみ？｣
周央｢...否定はせん｣
｢｢(笑)｣｣
ｰｰ階段で上の階に向かっている7人
周央｢......いつもごめんね｣
岩本｢んーん。っていうか、ごめんじゃないでしょ？｣
周央｢あ、ありがと...？｣
佐久間｢疑問形(笑)｣
深澤｢でもこうやってさ、全員で階段使うの初めてじゃない？｣
宮舘｢いつもついていくの1人か2人だもんね｣
渡辺｢こういうのもたまにはいいんじゃない？｣
周央｢...(微笑む)｣
ーーーーー
○2014年
渡辺.
仕事の合間、弁当を食べたふみが薬をいつもより多く飲んでいることに気づいた。
渡辺｢頭痛いの？｣
周央｢んー、最近ずっと痛くて｣
過労で倒れたばっかりだから(Snow Manの男前姉さん 16 限界は突然に 参照)体調は完全に元通りっていうわけではないんだと思う。
周央｢...今日仕事終わったらさ、一応検査しておくかってなって｣
渡辺｢検査？｣
周央｢うん。MRIだって｣
渡辺｢えっ...。大丈夫なの？｣
周央｢...分かんない。でも怖くなったら途中でやめられるし｣
閉所恐怖症の人にとって、MRIは拷問みたいなものだって聞いたことがある。
最近やっとエレベーターに乗れるようになったのに...。
周央｢まぁ、行ってくるわ｣
渡辺｢おぉ、うん...｣
本人がそう言うなら...と、俺はふみを見送った。
でも数時間後、葉山さんから連絡が入った。
ふみがMRIの検査中に発作を起こしたって。
パニックになって検査どころじゃなくなったらしい。
涼太とふみの家に行ったら、ふみはぐったりしていて。
周央｢...あかんかった｣
宮舘｢史那...｣
周央｢っ、怖くない、死なないって自分に言い聞かせても、どんどん苦しくなって...｣
宮舘｢分かった、もう言わなくていいから...｣
今にも消えそうな声で話すふみを涼太が抱きしめる。
こんな弱ったふみは見ていられない...。
渡辺｢もう無理すんな、頼むから...｣
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作者名：燦
| 作成日時：2022年8月6日 13時
