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さすがに宮園さんも、夕飯作ってないやろ……。
適当なカップ麺を選び、一人夕飯の時間。
君を愛すと、息が出来ない。
どうしようもなく苦しくて。辛くて。
天使Aは────俺の全て。
｢……廉、ちょっと良い？｣
ドアからひょっこり顔を出した母さんが
再びリビングへ戻って来た。
ー｢こーなるかと思ったよ｣
｢瑞稀はあっち行ってなさい！｣
家に着いてから、早十五分。
いや、正直に言うと三十分。
家になかなか入れなくて、これはどこか泊まるべきか悩んでいたらスマホのバッテリーが無くなった。
惨敗です。
早速和室へ招かれ正座を強要されました。
｢……ごめんなさい。
恥、かかせて。ぶち壊して。ごめんなさい｣
頬をひっぱ叩かれる覚悟で、おでこを畳につける勢いで謝った。
しかし。
何の返事もない。こわごわ顔を上げてみた。
｢……その洋服、どうしたの｣
おばあちゃんが、ため息混じりに私に聞く。
真っ白いニットのワンピース。
怜央くんが、買ってきてくれたものだ。
｢あ、えっと……｣
｢金銭面は、しっかり自分で管理しなさいよ｣
パタンと、ふすまを閉める音。
……え。終わり？思わず拍子抜け。
何か、何かもっとすごい雷落とされるのかと思ったんだけど……。
私は痺れる脚に悶えながら、リビングへ向かう。
｢……面白いの、見せてくれたね｣
夕飯のハヤシライスを頬張っていれば
おばあちゃんがニヤリと笑った。
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ろいなな - 主人公がどっちと幸せになるのか、ドキドキハラハラしつつ、どこか切ない感情が湧いてきて、ラストの予想外の展開に驚き、読み終わる頃には感動の溜め息を溢してしまいました。とても面白かったです！ (2019年7月12日 21時) (
レス) id: 867fd5dec2 (このIDを非表示/違反報告)
ろいなな - 最初は廉くんの小説を読んでみたいという気持ちで読み始めたのですが、怜央くんも出ているのかと感激してしまい、一日中かけて読みきってしまいました…！ (2019年7月12日 21時) (レス) id: 867fd5dec2 (このIDを非表示/違反報告)
＃かのん(プロフ) - 受験が終わって、やっと解禁した｢雪月花の思い出｣。２日で読み終わってしまいました。はじめてれなさんの作品を拝見した時から、ずっとずっと大ファンです。本当に感動しました。この作品、大好きです！ (2019年2月16日 14時) (携帯から) (レス) id: f71de401a4 (このIDを非表示/違反報告)
輝 - 感動しすぎて、涙が止まりませんでした。こんなに感動して、心を動かされる作品を作れるれなさんを本当に尊敬します。ありがとう。 (2019年1月14日 2時) (レス) id: 4c9c32bd1b (このIDを非表示/違反報告)
なつき - とても感動しました。いつも、ありがとうございます。 (2019年1月13日 20時) (レス) id: c54ace13cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れなさん
| 作者ホームページ：れなちゃん(@pinky_t17)さんをチェックしよう https://twitter.com/pinky_t17?s=09...
作成日時：2017年2月10日 17時
