第4話 ページ6
次の日。
いつも通り6時のアラームで起床し
準備をして寮を出た。
他の生徒はまだ少ない。
朝練をする生徒や走り込みをする生徒のみだ。
かくゆう私は、今日一日の授業の予習のために早めに教室へと向かう。
『ふぁ〜。』
大きなあくびを一つする。
あまり良く寝付けなかったのだ。
昨日、美しくなりたいと決意を固めたは良いものの、方法が全く分からない。
今までは名門のナイトレイブンカレッジへ特待入学する為に勉強ばかりしていたせいで、美容に関する知識は皆無だった。
『まず何から始めたら良いんだろ…』
ボヤきながら歩いていると、誰かの背中に衝突した。
((ドンッ))
『ぶっ、わ、す、すみません!前見てなくて!』
咄嗟に頭を下げる。
ルーク「おや?君は確かハーツラビュル寮の……!ボンジュール!怪我はしてないかい?ロア・ドゥ・サージ!」
『だ、大丈夫です…。あの、その"賢明の君"って何ですか…?』
ルーク「驚いた!君は語学まで長けているのだね!流石だ!
ふふ、君に相応しい名だろう。」
『嬉しいけど恥ずかしい……』
ルーク「はは!そう恥じることは無いさ!
ところで……君は寝不足かい?」
『え?』
ルーク「目の下にクマができているよ。」
『えっ』
私は咄嗟に顔を隠した。
ルーク「君らしくないね。悩みでもあるのかい?」
ルークさんに尋ねられる。
私は口ごもった。
『(あれ、確かルークさんって…ポムフィオーレの副寮長だよね…?)』
ルークさんなら、美容のことは詳しいのではないだろうか。
でも聞いて断られたらどうしよう。
馬鹿にされたらどうしよう。
いや、ダメだ。
私は自分に喝を入れる。
そんなことを言っていては変われない。
勇気を出さなくちゃ。
『あの、』
ルーク「?」
『美しくなる為には……どうしたら良いのでしょうか。』
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りんご - 自分に自信がなくっても変われちゃいますよね…!ツイステ関係なく一つの物語として楽しませてもらえました!!続きがとっても気になりますね!!私も主人公みたいに自分磨きやってみようと思います!!素敵な物語ありがとうございます!! (7月31日 16時) (レス) @page46 id: 7720c64697 (このIDを非表示/違反報告)
どこかのだれか - アリアちゃんの姿ビフォーアフター欲し((((((まだ言うか あと大好きすぎる。俺のめっちゃタイプ (2021年2月24日 20時) (レス) id: 0560b64175 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - 有川 なつめさん» 確かに真逆すぎるヒロインですね笑笑笑。そういう風に解釈とか考察とかもらえるの嬉しい…!ありがとうございます! (2021年2月22日 23時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
有川 なつめ - 一見みんなヘーゼル様だけじゃなくてアリアちゃんにも惚れてるやん、って思うかもだけど、この面では、2人が同一人物説は都合がいいよ。やっぱ美しいオーラはなかなか変わらないのかな? (2021年2月22日 22時) (レス) id: b1989a31af (このIDを非表示/違反報告)
有川 なつめ - この子ヘーゼル様の本名&昔の姿説だったらなんかエモいと思う。なんか監督生に、美は異性をねじ伏せるために使うものじゃないって伝えるためにまた名前と姿変えてNRCに戻ってきたのかも(んなわけないだろ) (2021年2月22日 22時) (レス) id: b1989a31af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:full. | 作者ホームページ:http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時:2020年11月9日 18時