Story…47ーEndー ページ47
ーシェアハウス
私はこの場所に来て変わった。
人ってそんな簡単に
スムーズには進めないけれど
…確かに前へと進めた。
宮舘
『いただきます。』
”いただきます”
『…んっ、今日いつもと違う?』
宮舘
『よくわかったね。
少し調味料を変えてみたんだ。』
阿部
『そうなんだぁ。でも、いいね!』
渡辺
『…うわ。』
宮舘
『…翔太のこのリアクションが見れたってことは。』
『…美味しい。』
宮舘
『正解。』
…まるで本当の家族みたいな空気が私達を包んでいる。
阿部
『あ、二人って今日デートだったよね?』
渡辺
『…っ。』
私よりも先に彼が飲んでいたスープをふきだしかけて
なんとか堪える。
宮舘
『動揺しすぎじゃない?』
渡辺
『…うるせぇ。』
阿部
『Aちゃんって温泉好き??』
『うん、好きっていうか大好き。』
阿部
『実はね、知り合いからペアの宿泊券もらって。
…俺とどうかなぁって。』
阿部ちゃんは
コテン…と首を傾け、微笑みかけてくる。
『え…あ、阿部ちゃんと、、?』
…ちゃっかり想像してしまい、恥ずかしくて俯いてしまった。
渡辺
『…んなの、駄目に決まってんだろ。』
隣から聞いたことのないような低い声。
それを舘さんは笑ってるし
阿部ちゃんはもう確信犯。
阿部
『…でも、最近寂しがってたよ〜?
翔太があんまり構ってくれないって。』
『ちょ…っ。』
阿部
『…俺、まだ完全に諦めたわけじゃないよ?』
『…!!』
その目を見たら、冗談…とも言い切れなくて。
渡辺
『…おい。』
『は、はい。』
渡辺
『…なんで俺じゃなく、阿部に言ってんの。』
『それは…言ったらめんどくさいって思われるかなって、、』
渡辺
『…好きな人に言われるなら、別にそんなこと思わねぇし。』
『…!!』
二人が見ていることなんてすっかり忘れ
彼の手が頰に触れる。
渡辺
『…こっちは一応理性働かせて、我慢してんだよ。
だけど、』
”…もうやめた。”
そう言って、見せつけるように口づけを交わす。
宮舘
『…おぉ。』
阿部
『…ふふ。』
…我に返って、互いに顔を真っ赤に染めたのは言うまでもない。
ーーーーーーーEnd
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杣クリーム(プロフ) - (名前)さん» 了解しました<(_ _)> 楽しんでいただけてるのなら光栄です!! (2021年10月4日 3時) (レス) id: fd20841670 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいます!リクエストなのですが学生で渡辺の妹で深澤と佐久間に甘やかされててその中でも佐久間がめちゃめちゃ甘やかしてていつのまにか恋に落ちてるっていうお話がみたいです( ; ; )その他メンバーの出演はお任せします! (2021年10月4日 1時) (レス) @page48 id: a25e235e55 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいます!体調に気をつけて頑張ってください^ ^ (2021年10月4日 1時) (レス) @page48 id: a25e235e55 (このIDを非表示/違反報告)
杣クリーム(プロフ) - ピマワリさん» ありがとうございます(T^T) また、よろしくお願いします…!! (2021年9月19日 1時) (レス) id: fd20841670 (このIDを非表示/違反報告)
ピマワリ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています!自分の体調が第1優先ですから、焦らずゆっくり休んでください!一読者として何時でも待っているので! (2021年9月19日 0時) (レス) id: 289cbc4dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杣クリーム | 作成日時:2021年9月4日 0時