もっと強く抱きしめたなら。＿Season 2＿

Story…6 ページ6

彼のおかげで

今年の夏休みは、楽しみでたまらない。





『行ってきます〜』



彼の家へ向かい、歩いてる途中。






？
『あぁ…！！』


『え…！？』





いきなり私の方を見て叫んだ同じ歳ぐらいの男の人。



何が起きたかわからなくて

私は固まったまま、動けない。





？
『もしかして…照の？』



『照を知ってるんですか、、？』



？
『知ってるも何も…』



”昔からの友達なんだよ〜”




阿部先生に負けず劣らずのニッコニコな笑顔に

あざとさを感じて

思わず胸が…





岩本
『A…！』


今度は後ろから、彼の声。



？
『あれ、照じゃん。』


岩本
『なんでここに…』


？
『おひさ！』




私一人、ハテナだらけの脳内。




岩本
『佐久間…なんか変わったようで変わってないっていうか。』



佐久間
『髪色ぐらいかな？笑』




確かに佐久間と呼ばれたその人の髪は、しっかり濃くピンクに染まっていて。






岩本
『あ、ごめん。紹介するわ。』


『うん…っ』


岩本
『小さい頃からのダチで、佐久間大介。

中学上がる前…ぐらいか、転校して行ったの。』

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