もっと強く抱きしめたなら。＿Season 2＿

Story…3 ページ3

彼をかばって男子に突き飛ばされた時。






岩本
『…掴まれば？』


『あ…ありがとう…』








岩本
『…お前らさ』


男子
『…な、なんだよ』


男子２
『そんな強く押してないだろ…！！』





岩本
『…こいつの言ってること、間違ってないし』


『岩本くん…』


岩本
『…ダサいよ？お前ら』


男子
『…！！』









(今)




怖いどころか、本当はとても優しくて

甘いものが大好きな人。





『ん…！』



ひとり思い出にしたっていたら

突然頰を人差し指で突かれた。




岩本
『ニヤニヤしてるけど。』


『…！！』



岩本
『…なに考えてんの？』



『そんなにニヤニヤしてた…？』


岩本
『うん。めっちゃ。』



『恥ずかしい、、』





なかったことにできるわけもなく


また一人で慌てていると…



グイッと腕を掴まれ、引っ張られ


彼の顔がすぐ目の前に。





『照…っ、、？』


岩本
『…今誰といるか、わかってる？』



『わかってるよ…？』



岩本
『…だったら、他のことなんて考えんな。』



『…っ。』




…いじけてしまった小さな子供みたいに

残りわずかになったパンケーキを頬張っていった。

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