Story…15 ページ15
渡辺
『その時、呼べたんだろ？』
『うん…』
渡辺
『じゃあ…俺の名前も頑張って呼んで？』
『…っ』
渡辺
『…俺だけ呼ばれないなんて、なんかムカつくし。』
私の目に映る彼の姿は
まるで小さな男の子みたい。
『呼ぶ…呼ぶから…っ』
渡辺
『……。』
しっかり互いに向き合う。
真っ直ぐな瞳が私を見つめ…
『翔太…っ…
…これでいい？』
名前を呼んだ瞬間、ニヤケながらも
渡辺
『…早く呼び慣れて。』
『…わかった、、』
すぐに凛々しい顔に戻って
オレンジジュースを一気に飲み干した。
ーーーーーーーーーーーー
しばらく他愛もない会話をした後、
時間もとっくに日付はまわっていたし、帰ろうと立ち上がる。
『じゃあ…私、』
渡辺
『あのさ。』
『ん？』
渡辺
『…いつも一人の時って自炊してる？』
『まぁ…できるときはなるべくね。
作るのは苦じゃないんだけど
自分ひとりの為に頑張って作ろうってあんまり思えなくて。』
渡辺
『俺の為に作ってって言ったら…どうする？』
『へ……翔太の為に？』
…告白だと勘違いしそうな勢いだった。
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杣クリーム(プロフ) - さらさん» キュンキュンしてもらえてるなら、安心しました！！笑 (2021年5月6日 1時) (
レス) id: a5c008455e (このIDを非表示/違反報告)
さら - こんばんは！！いつもお疲れです！！何この翔太くん優しいし格好いい！！もう読んでてキュンキュンします！！いつもありがとうございます！！読んでるだけで幸せです！！ (2021年5月6日 1時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杣クリーム
| 作成日時：2021年5月3日 0時
