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Story…（8） ページ8
『ごめん、気づかなくて』
渡辺
『いや、急だったし。
…来といてあれだけど予定大丈夫？』
『うん、問題ないよ。
言ったでしょ？今、私は自由だから。相手いないし。』
渡辺
『…だな。』
その笑い方、変わってなくて。
…この時間が続けばいいのにと思った。
ーーーーーーーーーーーー
ーレストラン
渡辺
『そういえば、あの頃告られてたよな？目黒に』
『あ…』
(回想)
目黒
『…好きです』
『え、、』
目黒
『付き合ってください』
確かにそんなことがあった。
後にも先にも
恋愛とは遠いところにいた私が告白されたのは
1年後輩だった彼だけ。
『…ごめんなさい。
すごく…ありがたいんだけど、好きな人がいるから。』
目黒
『…そうですか』
(今)
渡辺
『…あの時、断ったのってさ』
『まだ言わせる？』
不満そうなフリをする。
渡辺
『俺は完全にとられたなって思ってたけど』
『そうだったの？』
渡辺
『目黒は部活も一緒だったから
よく知ってたしな。
男らしくて真面目で…
俺にはないもの持ってて羨ましかったんだよ…笑』
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作者名：杣クリーム
| 作成日時：2021年1月10日 0時
