恋冬…（26）ーEndー ページ26
その日の帰り道。
深澤
『…さっき聞いちゃったんだけど』
『はい…？』
深澤
『…親とあんま会えてないの？』
『…あ、まぁ。
でも慣れたので…』
帰っても一人。
おかえりって言ってもただ虚しく響くだけ。
本当は…
深澤
『じゃあさ…
今日は俺んちで食べない？』
『先輩の家に？』
深澤
『一緒に食べよ、一人なんて寂しいじゃん』
『でも…』
深澤
『…あとさ、その呼び方も卒業してくれない？笑』
まっすぐ見つめられて顔が熱くなるのがわかる。
深澤
『おーい』
『…なんでもいいですか？』
深澤
『深澤先輩以外ならね！』
考えた結果…
『…辰哉くん、とか変ですかね？』
ー深澤 Side
お…っと。
刺激が…
深澤
『…もっかい呼んで』
『…辰哉くん』
深澤
『…あぁ、俺さ…たまらなく好きだよ、Aのこと』
ｷﾞｭｯ…
『…っ』
深澤
『…俺と出逢ってくれてありがとう。
…俺を変えてくれてありがとう。
そして
…俺を好きになってくれてありがとう。』
笑ってるけど泣いてる。
そんな彼女の涙を指で拭えば
『…たくさん笑わせてください』
深澤
『俺の得意分野でしょ？
…ずっとそばにいさせてよ』
俺らの始まりは
決して簡単ではなかったし
なんならお互いが真反対にいた。
それでも
今の俺にとって
彼女は全てだ。
何よりも大切な…守りたい人だ。
深澤
『…A』
『ん？』
ﾁｭｯ…
…離さないと決めたから。
ーーーーーーーEnd
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しょっぴーの使用人(プロフ) - 雪の王子様さん» コメントが1番嬉しいです(T_T)ありがとうございます！！！ (2021年1月4日 12時) (
レス) id: fd20841670 (このIDを非表示/違反報告)
雪の王子様(プロフ) - コメント失礼します。とても面白いです。続きがとても楽しみです。更新頑張ってください！ (2021年1月4日 10時) (レス) id: 64a3df7a85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杣クリーム
| 作成日時：2021年1月4日 0時
