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きゅるるん という擬音語が似合いそうな目でわたしをみつめてくるラウールさん。なぜそんな…男の子でしょあなた…身長190あるんでしょあなた…なぜそんなかわいい…
A「怖くない…とは？」
ラ「だって…背が高いひと怖いんでしょ？話すのが辛いんでしょ？けど僕も、Aさんと仲良くしたいし…座ってたら大丈夫？怖くない？座ってても怖い？」
A「あー…」
困って周りをみると、様子をうかがうような、けど微笑ましい目でラウールさんを見つめる皆さん。
なるほどね、ラウールさんも優しいんだ。気遣いの人で、そしてきっと、皆さんから愛されてる。
A「あのですね…怖いというのはこう、なんかトラウマがあるとか恐怖とかそういうことではないんです。
圧迫感があるというか…辛いって言うのもメンタル的なことは全く関係なくて、話すときに距離が近いと真上を向かなきゃいけないから、物理的に肩がこったり首が痛くなるんです。そういう意味で」
ラ「えっ…」
A「だから、このように座っていただいたりとか、距離をあければ真上を向かなくてすむのでそうしたりとかすれば、全然…
ラウールさんがいや！とかではないんです。ほんと言葉が足りなくてすみません…」
矢継ぎ早に話すと、明らかにほっとした顔のラウールさんと他の皆さん。なんか気を遣わせてすみません…
けどあなた方は縮めるけど、わたしは伸ばせないんでね。すみません…
ラ「わかった！近づけないのは悲しいけど…話せないのはもっと悲しいもんね！これからよろしくお願いします！」
A「うわっ…！！」
座ったままぎゅっと抱きついてくるラウールさん。手が！長い！
佐「わわっ！ラウール！お前ずるいぞ！」
目「ラウール離れろ」
深「おれもまだぎゅーしてないのに何してんの わら」
岩「はいそこまでー」
樺「ほら、仲良くなったのはいいけど、撮影おすから。今日２本撮りなんだから次に行かせてくれよ。ラウール離せ」
ラ「えぇーーーー」
おおおおお、男性にハグされたのなんか小学校ぶりだわ。びっくりしたぁ。距離感ってこれが普通なの？女子同士なら普通にするけど、男性もそうなの！？
絶対顔赤い。耳赤い。けど隠せないから仕方なく、そのまま皆さんの器を回収していく。
樺「顔赤いね」
A「すみません…」
樺「早く慣れた方がいいよ、たぶんこれからよくある」
A「！？」
よくあるの！？ほんと距離感バグってる…！！！
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作者名：まめ
| 作成日時：2022年10月22日 14時
