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A「ところで、なぜ佐久間さんがここに？」
佐「あれ？聞いてない？俺、夕方からここで撮影だから、帰りAちゃんに送ってもらってって言われたんだけど」
A「それはさっきメールで見ましたけど、そうじゃなくて、なんでここにいるのかって言う」
佐「あー！そゆこと？さっき阿部ちゃんからグループメールでさ、Aちゃんの貞操の危機！とかって流れてきたから、近くにいた佐久間が派遣されたって訳」
A「てっ…」
阿「ほんと佐久間が来てくれて良かったよー、楠さん、ちょっと背が低い人がいるとすーぐ気を許しちゃうんだもん」
貞操の危機とは！？普通に話してただけじゃん。てかいつメールを…あー、楽屋に戻るまでのあの時か…
というか、ほんとに普通に話していただけじゃん！ノートだって別に、私の物なんだからよくないか！？
そう思い、いまだにノートを読み続ける阿部さんを軽く睨むけど…効いてないな、あれは…
佐「てか阿部ちゃんどーしたの、ブラック阿部ちゃんが出てるよ」
A「ブラック阿部ちゃんとは」
阿「あんなとこ見せられたら、ブラックなのも出るよ」
A「ブラック阿部ちゃ」
佐「Aちゃんのこと、気に入ったんだ？」
A「ブラック…」
阿「気に入ってるのはこのノートだよ」
A「ブラ…」
佐「どーだかねぇー。じゃ！佐久間はお仕事してきまぁーす！また終わったら連絡するねー！」
A「ブ…」
佐久間さぁぁーーん！ブラック阿部ちゃんとは！？
なにせ「Snow Man」というものを知ったのが入社時、知ろうとしだしたのが１週間前、関わりだしたのが昨日から。知らないことが多すぎるのにここに来て新しいワード投下しないで…！！
そんな心の叫びも届かず、楽屋の扉は閉められ、阿部さんと２人きり…おそるおそる振り向くと、さっきまでノートを見つめていた顔は上げられ、視線が絡まった。
A「あ…あの…？」
阿「…ﾊｧ…」
ため息！？またため息っすか！？！？
A「あの…わたし何かしました？」
阿「しました」
A「えっと…？」
阿「ノート、見せたでしょう」
へ？ノート？またノート！？
A「見せました、けども…」
阿「ショックでした」
A「え？」
阿「俺にも見せてくれなかったでしょ。菅さんには自分から見せてたじゃないですか。ショックでした。」
A「お？」
阿「俺は、背が高いから、だめですか」
おおおお？これはもしかして、可愛いやつか？？
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作者名：まめ
| 作成日時：2022年10月22日 14時
