朝 ページ36
A「お…おはようございます！」
社員証をかざして社内に入り(どこの改札かと思った)、ミーティングルームに向かう。今日はここ集合で、と昨日連絡があったので来てみたはいいけど…だれもいない…元気よく挨拶してみただけに拍子抜けてしまった。
A「だれもおらんのかーい」
呟いてみてもなにも起こらないので、とりあえず座ってみる。え、集合場所間違えてないよね
ｶﾞﾁｬ
樺「あれ、楠さんはやいねー！おはようございます！」
A「おはようございます！えっ、8時30分集合では」
樺「そうだけどさ、いままだ8時過ぎたばっかだよ」
A「えっ！30分前集合では…」
樺「そんなのいいよいいよ、早くて10分前で」
A「ええー…」
樺「前の職場、そんなにブラックだったんだ？」
A「それが普通だとおもってました…」
樺「普通じゃないよ、やめてよ」
そうか、普通ではないのか…次回からは10分前に来よう。へんな気を遣わせてしまう…
ｶﾞﾁｬ
？「おはようございますー」
樺「おっ、おはよう」
A「！？」
なんかでかい人現れた！！！ラウールさんみたいな細長い感じじゃなくて、なんかでかい！熊みたい！！
？「ん？どちらさん？」
A「へ！？」
樺「椙山、こちらは楠さん、新しいSnow Manのマネージャーだよ」
椙「あ、なるほどー」
A「あ…あっ、はじめまして！わたし楠Aと申しますです、宜しくお願いしますです！」
椙「緊張しすぎですー、椙山ですーよろしくお願いいたしますですー」
A「ああああ」
でかいのに、なんかのんびりしてる…熊というか、くまのプーさんみたい。
たぶんでかいのに慣れているから、少し距離をとって話してくれる。ありがてぇ…けど半分は自分のためだな。真下観るの大変だよね。
椙「ちっさいですねー」
A「椙山さんはおっきいですねー」
椙「はははー」
A「ふふふ」
樺「仲良くなったようでなによりだ。さ、今日のスケジュールを確認するぞー」
樺さんの仕切りで、今日のスケジュールが伝えられていく。出来る事と出来ない事、やる事やらなくていい事を簡潔に教えてくれるので、わたしはそれをノートに書き留める。
樺「はい！そういうわけなので、解散！報連相だけ忘れないように頼むよー！」
わたしの今日の最初の仕事は…阿部さんのお迎えか。よし！
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作者名：まめ
| 作成日時：2022年10月22日 14時
