その先へ～I'd like to approach～ (ページ9)

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思い出した5年前の出来事～噂の査定審査～ページ9

西・相[はい]]

『西澤、明日までにってお願いした、書類の進捗状況は？』

西[ ……今日の16時にはできます ]

『相坂、2ヶ月間の教育期間中はペアで
作業だったよな。聞いて無かったのか？』

相[ …えっ、俺は何も…言われてないですし… ]

『お前らさ、いい加減にしろよ。言わなきゃわからない？パートナーや、同じ会社の人間と信頼関係築かなきゃ、取引先やお客様とも、いい関係築けないぞ』

西・相 [ はい… ]

『ちょっと酷なことだか…その書類は、もう必要無くなったから。噂で聞いたことあるかも知れないが…＿＿』

西 [ ！？もしかして、この間、咲坂に頼んでた… ]

『そう、察しの通りだよ。上からの指示だから…今回は、どれだけのみ込めてるかの査定だ。これも仕事の内だから、悪くおもうな…二人でこれからどうやって行動していくか、いい機会だから話し合ってみるといいよ』

西 [ ｯｯ… ]

西澤と相坂は何かしたのかな…
櫻井さん、ちょっと怒ってるみたいだし

「ねぇ、あのふ＿＿」

〔二宮、咲坂、ちょっといい？〕

二宮に、あの二人が何かしたのか
聞こうとしたら、中里さんに呼ばれた。

一番小さな会議室に二人ならんで座ると

〔今日は、帰るとき二人ともPCのバックアップを取って置いてもらえるかしら？USB持ってるわよね？〕

「はい、持ってます。あの…」
「中里さん、話って終わりっすか？」

〔うん、終わり！さて、あと3時間弱、頑張って今日の分の仕事、終わらせるわよ！〕

なんでバックアップ？
しかもUSBに？社内クラウドあるのに？

二宮は何か知ってる感じだったけど…

その日は中里さんに言われた通りにして
残りの仕事を片付けた。

そして、次の日出社して…
言われた意味が何となく分かった。