めぐろくん、離れてください。 (ページ17)

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バレンタインページ17

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今日は一年に一度のめちゃくちゃ忙しい日。

そうバレンタインなのです！！！！！

手作りとかさ、したいけどさ、人数が多すぎるので新しい考えでやって来ました！

『みんな～集まって～！』

深澤「どうしたー急に？」

宮舘「俺はだいたい察したけどね」

ラウ「え！なに！良いこと？」

すぐに集まってくれるメンバーに、今日持ってきた紙袋を開ける。

そこには、有名ブランドのチョコ8箱と私の手作り1つ。

目黒「え、Aこんなかに本命いんの？」

渡辺「じゃあ俺だろ」

岩本「いや残念だか俺なんだなそれ」

と口々に意味のわからないことを言い出すみんな。

『ちょっと！なに言ってるの？本命とかいないから！』

阿部「え？じゃあなんで1つだけAの手作りなの？」

『ゲームしようと思って』

今からじゃんけんをしてもらって負けた人が、私の手作りチョコを、勝った人達はブランドチョコをもらうという素晴らしいゲームだ。←

みんなきっと、ブランドのチョコを食べたいと思うから負けた人がかわいそうだけど。

向井「ほんならまって？じゃあ俺らは負けたらええんやろ？」

『………え？』

佐久間「そうだよ、てか確率ひっっっく！」

『いやいや、勝てばいいんだよ？』

そういって私だけ理解しないまま、話が進みそうになって翔太くんに話しかけられた。

渡辺「みんなはブランドのチョコなんて要らないよ。Aの手作りのほうが何倍も嬉しいっていうの分かってないの？」

『え、そうなの…？』

渡辺「ったく……、まあそれ俺が貰うけどね？」

にこっと微笑んだ翔太くん。

翔太くんには私のチョコ食べてほしいけど……

でもブランドのほうが美味しいからな…なんてちょっとだけ悲しくなった。

目黒「俺まじでやるから」

深澤「みんなもだろ？」

岩本「本気で負けにいくこととか初めてだわ」

ラウ「なんか緊張する！！」

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