めぐろくん、離れてください。 (ページ13)

今日:91 hit、昨日:304 hit、合計:3,378,893 hit

Web限定ストーリー先輩篇ページ13

:

先輩篇 ( Aちゃん目線 )

先輩はいつも練習している。

もちろんそんな先輩を見に来る生徒もたくさんいて……

なんだかちょっぴり悲しくなった。

そんなことを考えながら、ボーっとしていたら…

山崎「Aっ！危ない！！」

『へっ……？』

気がついたらサッカーボールが目の前まで迫ってて。

もうだめだと目を瞑ったその時、

山崎「いってぇ……」

爽やかなあの香りがいつもより、強く感じて目を開けると

『せ、せんぱい……』

山崎「大丈夫？怪我とかない？？」

先輩が私に覆い被さるように、ボールから守ってくれていた。

抱き締めるような体勢になっていることに気がつき、慌てて先輩から離れようとする。

山崎「A………、」

『………？』

山崎「もう少しだけ、このままでいたい…」

しかし、先輩がそれを許してはくれなかった。

いつもより近い距離と、大きく感じる先輩の体は、私をドキドキさせるのには充分で。

山崎「A、顔真っ赤じゃん笑」

『だ、だって、！！』

山崎「はいはい笑」

いつも通りの先輩が笑顔を覗かせていた。

しばらくしてから先輩が練習に戻ろうとした。

山崎「…Aと俺って運命かもな」

『………え、？』

山崎「ほら、お互い違うのだけど、合わさるともっといい匂いになるじゃん？」

『……そういうことですか』

先輩がいきなりそんなことを言い出すと思ったら、お互いのシーブリーズの相性のことだった。

少し残念に思っていると、

山崎「でも本当に運命かもな」

そういって先輩が走り去っていくから、ドキドキが抑まりません。

瞬間汗キュン、シーブリーズ

合わせてみて、運命のミックスフレーバータイプ

: