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『Aちゃん、夜暇だったりする?』

金曜日の休憩中、竜生からのメッセージが届く

『暇だよ』

『じゃあ職場まで迎えにいく。終わる時間と場所教えて』

ご飯に行くの?出かけるの?何の呼び出しなのかも分からないのに、素直に退勤時間と職場の住所を送る私。
竜生の気まぐれで声を掛けられてるんだろうなって何となく察する。でもそっちの方が気持ちが楽で、竜生の言う通りこの関係はいいのかもしれない……なんて思ったり。




「竜生、お待たせ」

「お疲れ様〜」

本当に職場の前で待っていた竜生。
どこかで見たことあるコート…ああ、これ高校生の頃も着てたかも。物持ちがいいな、なんて関心してしまう



「どこ行くの?」

「ホテル」

「…え」

思いがけない単語に、思わず間抜けな声が出てしまう私に、竜生は「ふは!」と壮大に吹き出す。

「あ〜もうAちゃんめっちゃアホ面(笑)」

「あ、アホ面って……!変なこと言うから!」

「別に変じゃなくない?女の子は皆俺とホテル行きたがるけど?」

なんて事ない顔してそんなこと言う竜生。
遊ぶってやっぱりそういう事なの…?


「別にAちゃんだって初めてなわけじゃないでしょ?」

何も言い返せなくて思わず目を逸らすと「え、行ったことないの…?」とびっくりした顔してる

「あるわけないじゃん…」

「いやいや、え?じゃ今までの人達とは皆さんお家で…?」

「そもそも今までの人なんて居ないから…!竜生と別れてから誰とも付き合ってない!」

開き直ってバカ正直に話せば、今度こそ驚いた顔をする

「…嘘でしょ?」

「なんでそんな事で嘘つくのよ…」

竜生と別れてからすぐに就活が始まって恋愛どころじゃなかったし。社会人になってからも、仕事に必死で気づいたらずっとフリー。

別に竜生の事を忘れられなかったわけじゃない。
でも竜生以上に素敵な男性に出会えなかったのは事実だ。


「へ〜…そうなんだ」

言葉は簡素だけど、表情は嬉しそう

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竜田(プロフ) - 5152015さん» 5152015様!今作も足を運んでくだりありがとうございますTT♡‪年下深田くんやっぱりツボでついつい…!今作も楽しんで頂けますと幸いです! (2022年10月25日 19時) (レス) @page11 id: 91bb1041eb (このIDを非表示/違反報告)
5152015(プロフ) - 竜田さんの新作!!めちゃくちゃ嬉しいです♡そしてまたこちらもオトナ忍者担のツボに来るお話……!!更新楽しみにしてます(^^) (2022年10月24日 14時) (レス) @page8 id: 52e9722f90 (このIDを非表示/違反報告)
竜田(プロフ) - ちょるさん» ちょる様!前作に続き今作もお立ち寄りくださりありがとうございます♡‪全然下書き出来てないのですが、出しちゃいました!また違った深田くんをお楽しみ頂けたら嬉しいです^^* (2022年10月22日 22時) (レス) id: 91bb1041eb (このIDを非表示/違反報告)
ちょる(プロフ) - さっそく第二弾ありがとうございます!竜田さんのお話待ってました!こんなに早く第2弾が読めるなんて幸せです🥹 またこのお話を楽しみに仕事頑張ります🫶🏻🧡 (2022年10月21日 23時) (レス) @page3 id: 5829697164 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:竜田 | 作成日時:2022年10月21日 23時

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