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？side
「んーっ……とっぽ…ぎ、きむち、」
そして今………………スーパーのキムチコーナーでやけにオロオロしている女の子がつい数分前まで画面上で見ていたAちゃんにしか見えない…
すらっと伸びた手足にふわふわのマフラー、ぴょこんとはねた後ろ髪がまさにYouTubeで見た彼女…いや私はいよいよ病気かもしれない
最近病院も行ってなかったし、そろそろ行くべきだわ()
その場からそっと立ち去ろうとした私になんとこのAちゃん似の子は声をかけてきた
「あ…の、ぇと…A、おいし、キムチほしいですっ！」
「え………？」
そう私が「え？」と言ったのは紛れもなく彼女の美味しいキムチを探しているという年にそぐわない発言ではなく、その前の「A」という部分…
まさか本当にBTSのAちゃんなの？！
「ぁ…う、きむち…は、おいしのがすきだから…です」
「ぇ…と……そ、そうなんですね」
うちで食べるキムチだと、コレとか…美味しいですよ？
動揺を隠せず…しかしAちゃんを助けるためにオススメのキムチを教えてあげれば嬉しそうにそれはカゴにどんどん入れていく……え、そんなに？
………まさか人数分？！いやいやそれ小分けじゃない…
「へへっ……おねぇさん、ありがとうございますでした！」
………………おねぇさん？
私…今Aちゃんに「おねぇさん」て言われた？
え、おねぇさ(ry
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作者名：薇
| 作成日時：2019年11月9日 19時
