＃３４ ページ34
心に新しい底なしの穴が空いたまま
リビングへと足を進めた
もう、この家に戻ることも
みんなの世話をして暮らすことも出来ない
そう思ったら苦しくて、涙が止まらなかった
ぼやけた視界の中でひーくんと目が合った
岩「A…？」
『……っ、ひーく…』
岩「おわっ…、大丈夫か、A？」
ギュッとひーくんに抱きついた
久しぶりのひーくんの匂いでいっぱいになる
岩「どした、ん？」
阿「A、俺らがいるから大丈夫だよ」
佐「さとちゃん達にも言っといたよ、あいつのこと」
阿部くんの手が頭を優しく撫でて
さっくんが背中をさすってくれる
渡「これからあの野郎のこと探すってよ」
宮「もうAは怯えなくていいんだよ」
温かいはずのみんなの言葉が痛い
ズキズキと心に刺さって
どんどん穴が深くなっていくみたいだ
『……みんなすき、だいすき…っ』
ねえみんな
わたし明日の朝になったらもうここにいないんだよ
もうみんなに
「おはよう」も
「行ってらっしゃい」も
「おやすみ」も
全部言えないんだよ
そしたらみんなは泣いてくれる？
探しに来てくれる？
_____それとも、新しい女の人と暮らすのかな？
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結奏(プロフ) - 続編楽しみにしてます！！ (2019年5月7日 13時) (
レス) id: 0352446aed (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - とても素敵なお話ですね。更新頑張ってください (2019年4月4日 16時) (レス) id: e12a29f17e (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - こんばんは！！更新有難うございます♪ (2019年3月10日 1時) (レス) id: 642c74e836 (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - 初めまして(°▽°)SnowManのお話を探していてこのお話を見つけました(^^)私このお話好きで続きが気になります(´・ω・`)続き待ってます！！ (2019年3月9日 15時) (レス) id: 642c74e836 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さく
| 作成日時：2019年2月26日 11時
