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大介side
おっちー
今仕事が終わって家に帰ってる大介さんでーす
まぁ、小児科医だから予定通りの時間に帰れない事なんてよくあって大体晩ご飯は皆と一緒に食べられないんだよね
でも、亮平が作ってくれるご飯も美味しいから楽しみ！
今日は何かな〜？
そんな事を思いながら家の扉を開けた
大介｢ただいまー｣
あれ、俺、今、ただいまって言ったよね？
翔太｢...んのバカっ！もっと俺たちを頼れよ！！｣
あれ、お取り込み中？
翔太が怒るなんて相当だね
普段怒るのなんて兄ちゃんくらいだから
涼太｢あ、大兄、おかえり｣
大介｢ただいまー。涼太が今ご飯作ってるって事は亮平？｣
涼太｢そう。家の鍵忘れて誰か帰ってくるまで外でずっと待ってたらしいよ。翔太もあんまり大きい声出てたら発作出ないか心配だけどね｣
大介｢あぁ、それは絶対熱高そうだね。兄ちゃんにも怒られるだろうし、俺、励まして来る〜｣
涼太｢うん、お願い｣
翔太の怒鳴り声も聞こえなくなったし、お説教は終了かな？
亮平くんのお世話係は昔から俺って決まってるからちょっと兄ちゃんってところ見せてくるであります！
大介｢亮平？｣
照｢あ、大兄、おかえり｣
亮平｢おかえり...なさい...｣
大介｢あーあ、そんな暗い顔して、せっかくの俺が育てた可愛い顔が台無しだよ？｣
亮平｢可愛くないし、大兄に育てられた覚えないし...｣
大介｢えぇ、昔から俺にずっとくっついてたじゃん！｣
照｢ぅわ、懐かしい笑｣
亮平｢もぅ、からかいに来たなら出てって...｣
部屋に入ると照がいたんだけど、俺が来て部屋から出た
それと同時に俺がちょっとからかったからか、拗ねて俺に背中むけちゃった亮平
大介｢ごめんってぇ。亮平が無理したって言うから励ましに来たんだよ！｣
亮平｢...別に無理してない｣
大介｢ぅわ、この熱でよく言うねぇ｣
亮平｢え、なんで...！｣
大介｢あ、やっとこっち向いた〜｣
俺、小児科医だから小さい子とかの対応でこう言うの慣れてるんだよね〜
大介｢今日、慎太郎、いなかったの？｣
亮平｢休みだったの...｣
大介｢そうだったんだ。でも、慎太郎いなくても病院来ても良かったんだよ？｣
亮平｢...だったのっ｣
大介｢え？｣
亮平｢採血とか、されるの、嫌だったの！｣
熱と恥ずかしさもあって顔が真っ赤な亮平
うちの弟はやっぱり可愛いでやんすね〜
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作者名：タピオカハリネズミ
| 作成日時：2022年1月3日 1時
