支えられ、支え合う (ページ28)

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辰哉side

次の日、ちょっとずつ元気になった亮平
さすがに朝の時点では熱はまだあったし、学校は休ませたけど、皆が帰ってくる頃には平熱近くまで下がって結構元気になった

蓮｢マジで康二がずっとくっついてくるの｣

家に帰ってきた蓮は永遠に康二の家での愚痴を言ってて、蓮も蓮で大変だったみたい笑

亮平｢あ、蓮おかえり｣

蓮｢あ！にぃ！｣

そろそろ涼太のご飯が出来るって頃に亮平が部屋から出て来た
まだそんなに寒くないのにブランケットを肩から掛けててめっちゃあざとく登場

蓮｢にぃ、大丈夫なの？体調悪いんでしょ？｣

亮平｢うん、もう結構元気笑｣

蓮｢よかった...｣

辰哉｢まだ完全に治ったって訳じゃないんだから大人しくしとけよー？｣

亮平｢そんなの大兄じゃないんだから大丈夫だよ｣

大介｢亮平ー！別に昨日みたいに甘えてくれるなら大人しくしなくてもいいからね！｣

蓮｢え、なに？にぃが甘える事なんてあるの？｣

亮平｢大兄、そろそろ言っていいことと悪いことくらい分かったら？｣

辰哉｢可愛かったよ。昨日の亮平｣

蓮｢え、なにそれ。俺も見たかったんだけだけど｣

亮平｢もう！俺も記憶にないんだからやめてよ！｣

涼太｢亮平、今日も食べさせてあげようか？笑｣

蓮｢え、食べさせるって！？にぃ、どれだけ甘えてたの？｣

亮平｢もう！皆してからかわないで！｣

翔太｢めっちゃ昔に戻ったみたいで懐かしかったけどな笑｣

照｢最近は全然甘えてこないしね笑｣

亮平｢ねぇ、まだ続ける！？｣

辰哉｢普段からも甘えていいんだぞ？我慢が1番よくないからね｣

亮平｢辰兄に言われても嬉しくないし、もう一生甘えないわ｣

辰哉｢おい、なんでだよ！｣

なんか、最後の一言は余計だったけど、またいつもみたいに騒がしくなってきたからよかったのかな？
よかったのか？
まぁ、亮平も段々大人になってきてるって事だよね
ちょっと寂しいけど、またこうやって甘えられるように俺達もそう言う空気をつくらないとね
ちなみに照は甘えられても全然反応してなかったのは普段からたまに甘えられるかららしい
あいつ、一応照にはたまに甘えてるんだって
俺達は！？って問い詰めたのはまぁ、またいつかね