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翔太side
なんか、今日はいつもより素直な亮平
まぁ、甘えるって事を最近はしないようにしてたし、今日は蓮もいないから甘やかしてやるか
大介｢はい、あーん｣
亮平｢んー、そんないらないっ｣
大介｢これくらい食べないと薬飲めないから｣
亮平｢じゃあ、くすりいらない｣
大介｢いや、薬飲まないと治らないよ｣
翔太｢点滴はもうないから｣
辰哉｢あれ、もう解熱剤ない？｣
翔太｢座薬ならある｣
亮平｢やだっ｣
大介｢じゃあ食べようね〜｣
いつもよりわがまま言ってるし、マジで昔に戻ったみたい
そう考えると最近はちょっと抜けてる所あるけどしっかりしてるし、大人になってきてるんだな
照｢亮平、寝るなら部屋行くよ｣
亮平｢んっ...｣
涼太｢もうソファでいいんじゃない？｣
辰哉｢まぁ、寝てる間に診察しとこ｣
薬を飲ませて涼太と一緒にテレビを見てたんだけど、途中がウトウトし始めた亮平
まぁ、涼太も寝かせるように促してたってのもあるだろうけど、流石に熱上がるし、さっきかけてたブランケットをかけて寝てる間に診察する
今のところ喘息の発作も出てないし、このまま順調に熱が下がっていってくれたらいいかなって感じ
大介｢ってか、雷やばくない？｣
辰哉｢これ、いつ止むの？｣
照｢朝には晴れるらしいよ。でも、夜はまだ降るって｣
涼太｢大丈夫かな...｣
順番にお風呂に入ってる間も寝てたし、このまま寝ててくれたら明後日には復活出来そうで、みんなちょっと安心した感じで亮平を部屋に寝かせてそれぞれで寝る事にした
俺も自分の部屋で寝てたんだけど、トイレに行きたくて目が覚めた
トイレを出てまた部屋に戻ろうと亮平の部屋の前を通ったら微かに咳の音が聞こえる
亮平の部屋には大兄がいるはずなんだけど、不安になって部屋に入った
翔太｢亮平...？｣
大介｢あ、翔太、起こしちゃった？ごめんね｣
翔太｢いや、いいけど、どうしたの？｣
大介｢ちょっと咳が止まらないんだよね。ごめん、そこの吸入器取って｣
部屋に入ると大兄が診察してて苦しそうな亮平がいた
俺も吸入を手伝って落ち着いてきたから部屋に戻ろうとすると服を掴まれて動けない
翔太｢亮平、俺いなくても大兄いるよ？｣
亮平｢しょうにぃも...だめ？｣
俺は立ってて亮平は座ってるから自然と上目遣いになるし、熱のせいかめっちゃ目うるうるしてて、これ、完全に少女漫画とかの女子がやるやつじゃん
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作者名：タピオカハリネズミ
| 作成日時：2022年1月3日 1時
