支えられ、支え合う (ページ14)

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辰哉side

朝起きてリビングに行くと誰もいない...
え、涼太もいないの！？
あ、今日みんな休みなんだ
涼太まだ寝てるな
そんな事を考えてたら俺も眠くなって来てまた部屋に戻る

｢ｹﾎｹﾎｹﾎｯ...｣

と思ったんだけど、通りかかった部屋から聞こえてきた咳で足が止まる
亮平、体調崩しちゃったかなぁ
そう思いながら部屋の扉を開けるとベッドに伏せて寝てる大介とそれを起こさないように布団とか枕で音を小さくして咳をしている亮平がいた

辰哉｢亮平、そんなやり方したら苦しいでしょ？｣

亮平｢たつ...ｹﾎｹﾎｹﾎｯ｣

辰哉｢無理しなくていいよ。吸入しよう｣

そんな会話をしてたら大介も起きてきてすぐ俺の補助にまわってくれる

大介｢熱出てきちゃったかも｣

辰哉｢マジで？熱測っとく？｣

大介｢あ、辰哉、今外は？｣

辰哉｢今は晴れてたよ。もしかして低気圧？｣

大介｢だと思う。昨日の夜雨降ってたから｣

大介の言葉でようやく理解する
亮平は雨が降ると体調を崩しやすくなる
低気圧の影響って言うの？
昨日雨が降ってたらしいから夜に発熱したんじゃないかって大介が言ってて納得する
でも、今は雨降ってないけど、また明日雨降るって言ってた気がするなぁ
うちは偏頭痛持ちが多いから天気予報とかよく見てるんだけど、そうなると他のメンバーも見に行った方がいいね

辰哉｢大介、亮平任せた。俺は涼太起こして3人の様子見てくる｣

大介｢りょ〜かい｣

亮平｢おれっ...だいじょーぶっ...だいにっ...もっ...｣

大介｢そんな辛そうな弟置いて行けるわけないじゃん。辰哉も涼太もいるし、大丈夫でしょ｣

辰哉｢そうだよ。亮平は素直に大介に甘えてな｣

そう言って涼太を起こしに行く

辰哉｢涼太ー？って起きてるじゃん｣

涼太｢今起きた。俺、翔太見に行ってくる｣

辰哉｢さすが双子。じゃあ、俺は照と蓮見てくるから｣

涼太｢ん。お願い｣

双子のテレパシーか何かを感じとったのか、起きてすぐ翔太の部屋に向かった涼太
俺も照と蓮の様子を見に行く

辰哉｢照ー？｣

照｢辰哉、くすりっ...｣

辰哉｢あぁ、薬ね。でも、最近飲みすぎじゃない？大丈夫？｣

照｢しょうがないじゃん。痛いんだもん｣

辰哉｢結構酷いなら点滴にしようよ｣

照｢んっ...じゃあ、早く持ってきてっ｣

今日は相当酷いらしいね
これは明日は雷雨かな？