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Aは世界でも注目されて
ロボットという事に対して
あまりに危険なのでは、と
毎日のようにニュースやネットで議論されている。
今、目の前に座っているAは
危険には見えないけど。
映画や漫画のように
Aみたいなロボットが人間を破滅させたら…
とか
当然世間が考えなくもない。
「ジフン、おはよウ」
カタコトの韓国語も
もう慣れた。
Aも俺の名前を当たり前みたいに呼ぶし
お掃除ロボットが設定された時間に掃除するように
Aも俺が前日に言った時間キッカリに
作業室にやってくる。
「ジフン、オレ充電少なイ」
wz「え？昨日充電したんでしょ？」
「時間、少ないかっタ。
ジフンが夜ふかしするカラ」
wz「あー…
そこのコンセント使うか」
背中から伸びたコードを見ると
なぜか胸がざわついて
Aはロボットなんだな、、、
って当たり前の事で驚く。
俺とAが毎日
普通に会話してるからなんだと思う。
wz「わっ！？」
パンッて音を立てて落ちたブレーカー。
Aを充電するには
あまりに電気を使いすぎたのかも。
「ジフン、大丈夫カ？」
wz「ブレーカーが落ちた。
どうしよう、、何にも見えない」
とりあえず会社に連絡して
10分後に来てくれる事になった。
Aが充電してる背中のランプ部分だけが
赤く点滅してる。
wz「会社の人が来るまで待つしかないって」
「ジフン、暗い。
どこにイル？」
Aが不安そうに話すから
少し暗闇に慣れてきた目でAを探す。
wz「大丈夫、大丈夫。
ここに居るよ」
携帯のライトでAを照らして
Aの前に座ってあげる。
Aを落ち着かせようと手に触れたら
とても冷たい。
Aはアイドルをするためだけに作られて
音を正確に発声すること
正確に踊ること
指示した事を実行すること
インプットした言葉を話すこと
それがロボットアイドルのAなのに。
どうして暗闇で怖がるのか。
「ジフン、あったかいネ」
どうして安心したように微笑むのか。
俺は博士じゃないから
分からないし、気づかないってことにしたい。
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ぽん(プロフ) - カナタさん» カナタさんありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです（ ; ; ） (2022年10月27日 7時) (
レス) id: 029c3dcc20 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - めちゃくちゃ良かったです(´；ω；`)最後ウルっとしました(´；ω；`)素敵なお話をありがとうございます！ (2022年10月27日 0時) (レス) @page19 id: 6626970891 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽん
| 作成日時：2022年10月12日 21時
