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ホソクside




お店の隅っこの方に座ったお客さん。


マスクも服も靴も黒色。


オマケに帽子を深く被って顔が見えない。



まぁ、、そういうファッションなのかな？って


最初はあんまり気にしてなかった。





だけど彼はどこか挙動不審で


少し背中を伸ばしては


何かをやたら気にしているみたいだった。







hs「ご注文はお決まりですか？」




『あっ！
は、はい…、ホットチョコで』






気のせいか。と思っていたら


彼は土曜日か日曜日に必ずやってきて



甘い飲み物を飲み



必ず背を伸ばして何かを気にしていた。





彼の目線はどうやらキッチンで


目深に被った帽子の奥に見えた目が気にしていたのは…


たぶんA。







hs「だからストーカーなのかなって」




nj「うーん…。
単純に知り合いなら声をかけたりするだろうし
確かに変だな」




hs「でしょ！？」




nj「格好も怪しすぎる」




hs「そうなんだよ！
明日の土曜日、また来たらどうしよう」




nj「店長に相談してみたらどうだ？」




hs「おぉ！なるほど！」







長居するわけでもなく


飲み物を飲んで帰っていくストーカー。




顔はよく見えないけど


体格は良さげで、喧嘩になったら負けそう。




とはいえ！



Aが危険なら守らなくちゃだ。




ああ、もう。


なんでこんなに

Aについて悩まなくちゃいけないんだろう？

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