#1 つづき ページ9
公安部、才門要。
拳銃を上に向けて椅子の上に立っている男。
そこに、立っていたのは。
「皆さーん。凶器が特定されましたよ？」
警視庁 公安部 才門要
銃を掲げ、涼しい顔をしている彼に向かって「なにやってるんだ！」と本城理事官。
自分が撃ったところを見上げ、「えっ、あぁ。すんません、すんません。」と謝るが、全く反省していない才門。
「でもほら、こう、こうでもしないと？皆、聞こえないかなぁと思って。」と、椅子の上から降りようとする。
しかし、地面に降りる前に体勢を崩してしまう才門。案の定、床に散らばる資料の上に倒れ込む。
そんな才門に「才門警部。公安部の人間がどうして。」と本城理事官。
「俺が頼んだ。」と、南武。「身内が殺されたから、内部調査も含めて公安部から有能な刑事を一人貸してくれって。」と、言う。
「才門は有能ですよ。ウチのエースだ。」
警視庁 公安部課長 仁平
と、仁平。
前に出てきて「有能。you know,you know it.」と言う才門。
南武たちの方を向き「じゃあ、早速本題。犯行に使われたのは、これと同じ、M360-SAKURAです。」と銃を机に置く。
「つまり、俺たちの銃か。」と南武。
それに続けて、「犯人は警察官。しかも、碓氷薫のことをよーく知る、この警視庁捜査一課の中にいる可能性が極めて、高い。」とゆっくり辺りを見回し歩く才門。
そして、才門は清春の前で止まる。
「清春、お前、ちょっと見ねぇ間にずいぶんとまぁでっかくなったなぁ。」と清春に話しかける。「俺が面倒見てた時はよ、お前まだ、こんなちっこい小者だったのによぉ。」と手を使って表現するも、清春は、「あんたの世話になった覚えねぇよ。」と一蹴り。
「はー。またまたまた、そう言うこと言わないの！ね？刑事のイロハ、教えてやったろ？」と清春のネクタイを直す。が、「もしかして、それも記憶喪失で忘れちゃったの？」と才門。
才門の手を振り払い「先輩面してんじゃねぇぞ、てめぇ。」と清春。が、才門に押し返され「相変わらず不眠症で眠れん毎日か？御愁傷様。」と容易く倒される。そして「薫は大切な友人だった。俺は犯人を絶対に、許さない。」と周りを睨み付けながら言う才門。
倒れた清春の胸を軽く叩き去っていく。
そんな才門に南武が銃を向けて撃つ素振り。
「おら。お遊戯の時間は終わりだ。会議を再開しようか。」と言う南武。
「はい」と刑事たち。
公安部、才門要。 Fin.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - ニッポンノワールも3年A組も見てました最高です気温差激しいので気を付けて更新大変だと思うけど頑張ってくださいね応援してます (2019年12月30日 14時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - にもさん» はい。本当にすみませんでした。 (2019年12月6日 16時) (携帯から) (レス) id: d5a1fd8818 (このIDを非表示/違反報告)
にも(プロフ) - ひよりさん» コメントありがとうございます。謝らないでくださいませ。お互い気持ちよく活動できるよう、こちらも改善していきます。今後とも、変わらぬご愛顧を頂戴できましたら幸いと存じます。 (2019年12月6日 15時) (レス) id: 492e931540 (このIDを非表示/違反報告)
にも(プロフ) - ルイーダさん» コメントありがとうございます。該当のコメントは削除させていただきました。不快な思いをさせてしまい申し訳ありません。今後とも、作品の方、変わらぬご愛顧を頂戴できましたら幸いと存じます。 (2019年12月6日 15時) (レス) id: 492e931540 (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - にもさん» すみませんでした。 (2019年12月6日 14時) (携帯から) (レス) id: d5a1fd8818 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：にも | 作成日時：2019年11月28日 22時
