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次に目が覚めたとき、

ぶらん、と

ベットの端に放りだしていたはずの右手に、

柔らかく包まれているような

温もりを感じた。





「な、んで…。辰哉…」

「おーい、まずはおはよう、だろ?」




あの日から

わたしの夢に現れては

後悔の海へと突き落とし、

助けようと手を伸ばしては

少し引っ込めて、

と、夢の中でまで

わたしを苦しめたその人が、

わたしの手をぎゅっと握っていた。




いや、正確には俗に言う恋人繋ぎで

きつく握って離してくれなかった、か。





「なんで辰哉が、ここにいるの…」

「なんでって、お前が呼んだんじゃん。死んじゃう、助けてって」




なあに、覚えてないわけ?

と、頭を搔いて言ったその人は

握っている手で、

わたしの親指と人差し指との間を

ゆっくりと撫でて、

ん?と首を傾げる。





ぞわっとした不思議で、

厄介な感覚が背中を走る。




その人の癖だから

仕方のないことなんだろうけど、

しばらくそれに対応していなかったせいで、

変な気持ちが蘇ってきて、

それを悟られまいと唇を噛んだ。






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作者名:あやめ | 作成日時:2020年11月24日 22時

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