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高校1年からの付き合いで

今年で6年目になる彼女に

そういう感情を抱くことはなかった、

とは言い切れないのかもしれないけど、

その豊満な胸が目の前で揺れるのにも、

飛び付いてくるせいで

押しつけられるようにしてそれを感じてしまうのにだって

耐性がついて、

彼女の仕草一つで顔を赤くしたり、

興奮したりする男を見ると、

ああ、可哀想だな、と悲観して、

そうさせてしまう彼女を

心の中で責めるようになった。





「A、俺だって彼女の一人や二人くらいすぐにできるし、Aとの関わりを全部絶つのだって簡単だからね。それに、俺とAはただの友だちだろ?いつかは離れるときがくるよ、絶対」

「どうして絶対なんて言い切れるの?証拠は?その証明にどんな定理を使うの?男女の友情は成立するってやつ?まさか、ちゃんとした研究で立証された説しか信用しない亮平が、おとぎ話みたいな恋を現実で体験した人を見つけるくらいちっとも現実的じゃない空想に過ぎない話を信じるの?まさかね、そんなわけないよね?」

「A、ちょっと落ち着いて。ここ、学食だから」





カレーの乗ったスプーンを手に持ったまま、

俺を捲したてるように、

早口で疑問、それも愚問中の愚問を

投げ続ける彼女の声は、

ざわつきを通り越し、

静寂の海と化した学食に響きすぎた。






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作者名:あやめ | 作成日時:2020年11月24日 22時

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