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2週間の入院を経て私は退院した。
其の間、来てくれたのは家族と北斗くんだけだった。

嗚呼、私って何も無い人間なんだと実感すると共に、北斗くんしか要らないと思えた。



「彼れからちょっと調べたんだ」

『何を?』

「Aが階段から落ちた理由。……知りたい?」



ベッドの上で北斗くんは私の体を優しく撫でる。
小さな傷は全て消えたけど、其れでも私の体は痣だらけだ。

北斗くんに触れられたら治る気がして。



『……誰かに、押された、気はしたの』

「うん、そうだった」

『…メンバー?』



そう問えば、彼は悲しそうに笑う。
其れは肯定でしか無くて、もう、活動する事は出来ないと悟った。



『もう、辞めたいの、』

「俺も此れ以上傷つくAは見たくない…辞めて、俺と一緒に生きてくれる?」

『……っ、』



左手の薬指を強く噛まれ痛みで顔が歪む。
強く付いた其の噛み跡はまるで永遠を誓うリングの様だった。



『…北斗くんと、居たい、…辞めても、一緒に居てくれるの、?』

「当たり前でしょ?俺はAが居てくれたら何でも良いんだよ」



彼の体温に全てが溶かされる様だった。
私の中に入った彼の熱い熱も、私の体に触れる大きな手も、ねっとりと絡まる其の熱い舌も。

全て溶かされていく様で、彼になら何をされても良いとさえ思った。



「愛してるよ」



そう耳元で囁かれ、彼の愛が蛇のように私に巻き付く。
其れが、心地良かった。




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- 大事な試験があったのでTwitterログアウトしてたんですけどにその間燐さんがいなくなっててとても寂しいです(T_T)燐さんがいないTLは物足りない…今でも燐さんのお話が1番大好きです(T_T) (12月29日 1時) (レス) id: 0eb4c93d38 (このIDを非表示/違反報告)
らん - とても楽しく読ませて頂いてます!Twitterの方なのですが、教えていただくことは可能でしょうか、?この作品もとっても面白かったです! (12月11日 20時) (レス) id: 9d7b3667bf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 瑠夏さん» 嬉しいコメントありがとうございます…!終始暗いお話でしたが、楽しんでいただけて嬉しいです! (12月7日 17時) (レス) id: 6bdcff6902 (このIDを非表示/違反報告)
瑠夏 - それはまるで蛇のようで、とても興味深い作品でした。とても面白かったです。 (12月7日 15時) (レス) id: 159c0c1844 (このIDを非表示/違反報告)
瑠夏 - どのような結末になるのか考えています…!これからも燐さんのことを応援しています! (12月4日 14時) (レス) id: a1493b1ce1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kayu x他1人 | 作成日時:2020年12月3日 10時

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