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頭がふわふわする。
其の割に体は全身痛くて金縛りの様に動かない。
此の儘、死ねたら良いのに。
そんな思考を消し去るのはやっぱり彼だけだった。
「A…………！！！」
目を開けば眩しい光が此れでもかと入ってくる。
独特な薬品の匂いに白い天井、其の殆どを覆っているのは瞳に涙を浮かべた大切な人。
『ほ、くと、くん…………？』
体を動かそうとすると鈍痛が襲う。
よく見れば私の右腕には管が繋がっていて、左腕には包帯が巻かれていた。
「良かった…………A、1週間も目覚まさないから………心配、した、」
『そ、んなに…？あ、…しごと、』
「嗚呼、其れなら大丈夫。休養してる発表、して貰ったから」
だから何も心配しないで、と私の右手を握るのは冷たい冷たい大きな手。
何があったかなんて、あまり覚えてはいない。
確か、階段から落ちた………落とされた、気がする。
『私、何で、』
「足踏み外したんだろうね、出番になっても全然戻って来ないから…探してたら階段の下で、血、流して倒れてるAが居て……本当に焦った、良かった……」
『踏み外した、の？』
「多分。人気の無い所に居たし……あんな所、俺しか見つけられないよ？」
『そ、か…』
頭が痛む。
北斗くんの言葉が頭を駆け回るように暴れて、痛みが止まらない。
でも北斗くんが言ってるなら間違いない。
だって、彼は私の一番の理解者なのだから。
『見つけてくれて、ありがとう』
「当然。Aは俺のカノジョだから」
久しぶりに触れた唇は何処か冷たくて、何だか味気ない口づけだった。
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ほ - 大事な試験があったのでTwitterログアウトしてたんですけどにその間燐さんがいなくなっててとても寂しいです(T_T)燐さんがいないTLは物足りない…今でも燐さんのお話が1番大好きです(T_T) (2020年12月29日 1時) (
レス) id: 0eb4c93d38 (このIDを非表示/違反報告)
らん - とても楽しく読ませて頂いてます！Twitterの方なのですが、教えていただくことは可能でしょうか、？この作品もとっても面白かったです！ (2020年12月11日 20時) (レス) id: 9d7b3667bf (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - 瑠夏さん» 嬉しいコメントありがとうございます…！終始暗いお話でしたが、楽しんでいただけて嬉しいです！ (2020年12月7日 17時) (レス) id: 6bdcff6902 (このIDを非表示/違反報告)
瑠夏 - それはまるで蛇のようで、とても興味深い作品でした。とても面白かったです。 (2020年12月7日 15時) (レス) id: 159c0c1844 (このIDを非表示/違反報告)
瑠夏 - どのような結末になるのか考えています…！これからも燐さんのことを応援しています！ (2020年12月4日 14時) (レス) id: a1493b1ce1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kayu x他1人 | 作成日時：2020年12月3日 10時
