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私の家には北斗くんの私物が増えていった。
部屋着や普段着、リハ着、歯ブラシ、マグカップ、お皿。

ほぼ半同棲、みたいな感じだ。



「俺の服からAの匂いがする」

『…北斗くんが、私の家に置いて行くから』

「Aだって俺の家に置いてるじゃん」



其れはそうだけど、北斗くんより多くない。
メイク落としだって携帯用だし、服も2着くらいしか置いてない。



「もう俺Aの家に住もうかなあ」

『…ただのメンバーなのに?』

「なあに?Aは、メンバーじゃ無かったらいいの?何れ?恋人?」



少し照れた様に笑った北斗くんは、私の頬を撫でる。
其の手は心臓が飛び出しそうな程優しいものだった。

私は何も言えなくて俯くだけ。


だってメンバー同士で付き合うなんて、許されないでしょう。



「ごめん、意地悪、言っちゃったね。Aはそういうんじゃ、無いでしょ?」

『ちが……、だって、メンバー、だし』

「て事は、俺と付き合いたいって事で良いの?俺そんな風にしか捉えられないんだけど」



私の頬を両手で掴み、無理矢理視線を合わせようとしてくる北斗くんにどうしようも出来なくて。
其の言葉の意図が分からず目が潤む。



「俺はね?Aが特別だし、誰にもあげたくないくらい、好きだよ?」



北斗くんの目は私の視線を掴んで離さない。
其の瞳は嘘なんか吐いてる様に見えなくて、だけど除け者の私なんて好きになる人なんて居ない筈。



『………ほくとくん、』

「なぁに」

『…………………すき、』



自分でも声が出ているのか分からないくらい、小さく飛び出た其れは北斗くんにも届いたようだ。
嬉しそうに目を細めて笑った北斗くんは私を抱き締めて。



「今日から俺のコイビト」



そう、言ってくれた。



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- 大事な試験があったのでTwitterログアウトしてたんですけどにその間燐さんがいなくなっててとても寂しいです(T_T)燐さんがいないTLは物足りない…今でも燐さんのお話が1番大好きです(T_T) (12月29日 1時) (レス) id: 0eb4c93d38 (このIDを非表示/違反報告)
らん - とても楽しく読ませて頂いてます!Twitterの方なのですが、教えていただくことは可能でしょうか、?この作品もとっても面白かったです! (12月11日 20時) (レス) id: 9d7b3667bf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 瑠夏さん» 嬉しいコメントありがとうございます…!終始暗いお話でしたが、楽しんでいただけて嬉しいです! (12月7日 17時) (レス) id: 6bdcff6902 (このIDを非表示/違反報告)
瑠夏 - それはまるで蛇のようで、とても興味深い作品でした。とても面白かったです。 (12月7日 15時) (レス) id: 159c0c1844 (このIDを非表示/違反報告)
瑠夏 - どのような結末になるのか考えています…!これからも燐さんのことを応援しています! (12月4日 14時) (レス) id: a1493b1ce1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kayu x他1人 | 作成日時:2020年12月3日 10時

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