全ての始まりは部室から

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A side









祐基から バイトで遅れる という連絡が来て 、祐基もバイトが終わってるであろう時間に暇だから外へ散歩に行った 。



それにしても12月は寒いな









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見覚えのある後ろ姿 。見覚えのある髪型 。見覚えのある声 。







…… 祐基だ 。









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なんで 、ほかの女の人と抱き合ってるの … ？



もしかして 、あの連絡は嘘で 、浮気するために … ？









色々な考えが頭に浮かんできて 、涙が溢れた 。








｢ なんでっ 、… 祐基が … 、｣









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私はすぐに家に帰った 。









祐基は浮気などする人じゃないのに 。



自分の中で 、無かったことには出来なくて涙を流し続けたままの状態で祐基が帰ってきた 。









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｢ ねぇ 、祐基 … もしかして 浮気 … ？｣






単刀直入に言ってしまった 。


聞きたいことがありすぎて 。









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祐｢ A 、ごめん 。あれは … ｢ 信じてたのに …っ 、なんで … 、｣









祐｢ 違う 、A 。俺の話聞いて ｣




祐基の目は真っ直ぐ私の目を見て 、自然と私も祐基の目を見る 。









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祐｢ あの人 、バイト先一緒の人でさ 。最初 、話しかけてきたんだけど あ ー 、俺の嫌いなタイプだ って思って 。



極力関わらないようにはしてたけど 、呼び出されて 、なんだと思ったら泣き始めて 、抱きつかれて …






ほんっとに 、ごめん 。A 。無理やり離せばよかった ｣









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