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《abe》
心奏ちゃんの話を真面目に聞く7人。
「レッスンも大事かもしれないですけど、メンバーのこともちゃんと見てあげたらどうですか？向井くん、阿部くん以外にめめくんが体調悪いことに気づいてた方いますか？」
ラウールだけが手を挙げた。
「この場に8人、めめくん抜いたら7人もいて、2人しか気づけなかったんですか？めめくん、たまにメールしてくるんですよ。疲れたって、たった一言だけ。皆さん忙しいのは分かります。でも、ちゃんと周りを気にしてあげてください。誰かひとりでも書けたらSnow ManはSnow Manじゃなくなる。ファンの方も悲しむ。
いいんですか？仲間はずれにしてる。とか、表だけの仲だ。とか言われても、皆さんはいいんですか？」
誰も話せない。
向「俺、めめのとこ行ってくる」
ラ「俺も。阿部ちゃんも行こ？」
阿「うん」
あとは、心奏ちゃんに任せよう。
リビングに行くと、めめが目を覚ました。
睡眠薬効果なかったのかな。
阿「大丈夫？」
目「あれ、おれ、」
向「かなちゃんパパが運んだんやで」
目「あ、かなでは、？」
阿「下で5人にお説教中」
ラ「めめ、動かして痛いところない？」
目「ん、ｯ...てくびとあしくび、？」
阿「聞かれても分からないけど、心奏ちゃんパパもそこは捻挫って。手は軽いって」
目「そ、か...おれ、あやまらないと、、」
向「それは大丈夫やと思うで」
目「え、」
向「体調悪いこと隠したのは怒られると思う。けど、かなちゃんに任せとけばきっとめめは怒られへんよ」
目「・・・」
向「まだ眠いんやろ？もうちょっと寝起き？ゆっくり休みや」
目「ごめん、」
阿「大丈夫だから」
めめが目を閉じたと同時に若干のイライラを見せながらリビングに来た心奏ちゃん。
「お兄ちゃんなんか大っ嫌い」
阿「どうしたの？」
「体調管理は自己責任。無理したのは自業自得。休むなら言えって。ふざけんな。言い出せない環境作ってんのはそっちじゃん。は？なんなの？なに、自分は体調崩しません。自分は無理しません。自分言えます。ってことか？まじなんなん！」
向「ちょ、かなちゃん落ち着いて？ふっかさんそこ居んねん」
「だからなに？結局はさ人には散々言っておいて、自分が体調崩したらそんなこと言ってないとかそんなん言うんでしょ？は？蓮が死んでもいいのかよ！」
向「かなちゃん？」
いま、
ラ「蓮って、」
「あ、なんでもない。たまたま？笑とにかく私はもうお兄ちゃんと口聞かないから」
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作者名：抹茶
| 作成日時：2021年8月29日 6時
