☆ ページ12
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《abe》
家に帰ると心奏ちゃんのパパにおんぶされてるめめ。
で、今は診察中。
向「めぃめぃ、」
父「骨に異常はないけど、足首捻挫だね。手首も軽く捻挫」
めめの腕には解熱の点滴が繋がれた。
父「で、心配なようなら目が覚めたら家おいで？頭の検査しよう」
向「はい」
父「じゃあ、俺はそろそろ診療始まるから戻るよ。心奏はみんなに説明よろしくね。これ、朝昼のご飯の後に１錠ずつ飲んでね。また無くなったらあげるから」
「なんこれ、あ、」
父「これ、疲労回復にいいからさ。多分目黒くんの熱は疲労からだから休めるときはしっかり休ませてあげて。じゃあ、点滴は心奏頼むよ」
「うん」
父「今回は診察代いいよ。じゃあね」
心奏ちゃんパパは帰った。
ラ「康二くん、めめー？岩本くんとふっかさんが早く来いって」
向「おん、阿部ちゃんよろしく。来たことは言わんとくからめめ頼むで」
阿「ありがとう、うん」
ラ「あの2人怖いんだけど」
向「ごめんな？あ、阿部ちゃんのことラウも言っちゃアカンからな？」
ラ「うん！」
「お兄ちゃん、理由言わずに戻ってこないから怒ってるんであって、逆に素直に話せば怒らないと思うんですけど」
阿「まぁ、そうだけど。めめは隠しちゃったからきっとなんで隠すんだとかそっちで怒られるかも」
「あぁ、」
阿「分からないけどね。本当に怒られるのかも」
「たしかに。まだ点滴終わらないですし、一旦レッスン室行きますか？」
阿「めめ、目覚まさない？」
「一応パパがちゃんと寝れるようにって、少しだけ睡眠薬入ってるんで30分は大丈夫です」
阿「そう？じゃあ、行こっか」
「はい」
レッスン室に行くと、
岩「なんでなんも言わずに出てって、いつまでも戻ってこねぇーの？」
向「ごめんなさい、」
深「で、目黒は？」
「あのー！」
深「なに、心奏。今レッスン中なんだけど」
「それは分かってます。」
岩「阿部、その格好でレッスンすんの？」
阿「あ、」
「あ、阿部くんは私借りてくので大丈夫です。目黒くんなんですが」
深「サボりでしょ？」
「目黒くんがサボると思いますか？目黒くんは疲労で倒れて階段から落ちました」
佐「え、」
宮「落ちた？」
渡「倒れた？」
「で、たまたま落ちた瞬間に私が居合わせたので、処置早くてよかったですが、誰もレッスン室から出てなかったらいまごろまだ目黒くんは倒れたままだったかもしれない。」
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作者名：抹茶
| 作成日時：2021年8月29日 6時
