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《raul》
連れてこられたのは機械が沢山ある部屋。
「いまもオムツかな?」
ラ「うん、」
「どれぐらい我慢できるのか知りたいからとにかく限界まで我慢してもらえる?」
ラ「え、」
「ん?」
ラ「んーん、」
我慢すればいいんだよね。
「お願いします」
看護師「はい」
「真都くん、手貸して?」
ラ「ん、?」
キュッ...
ラ「え、?」
「ずっと緊張してるみたいだから。なんにも考える必要ないよ?トイレもすぐそこだしね」
ラ「ん、ッ...心奏ちゃんッ...」
「ん?トイレまで行こっか」
ラ「ッ...」
トイレの前で限界でしゃがみ込む。
心奏父(以降、心父)「村上くんお疲れ様。よく頑張ったな」
ラ「グスッ...」
心父「頑張った頑張った。全部しちゃいな」
ラ「グスッ...」
心父「泣く必要ないよ。っしょ...」
ラ「ぅ、」
看護師「入院病棟にテープ式しかなかったです」
心父「帰るだけだから大丈夫。ありがとう」
看護師「いえ、お大事になさってください」
心父「心奏、ジュース買ってきてくれないか?」
「はい」
心父「じゃあ、村上くん取り替えるよ」
ベッドに寝かされて、簡単に取り替えられる。
心父「はい、おしまい。たつくんにもちゃんと説明しておいたから、大丈夫だ。で、今日はお会計いいよ。立て替えておく」
ラ「え、いやいや、」
心父「いいんだよ。お大事にね」
ラ「ありがとうございます、」
深「ラウ、大丈夫か?」
「連れてきちゃった笑」
心父「じゃあ、今日は帰って大丈夫だよ」
「お疲れ様」
ラ「いいの、?」
「うん、なにがいいか分からないからかなの好きなのにしちゃったけど」
ラ「ありがとう」
「うん、またなにかあったらおいで?遊びにでも大歓迎だから」
母「それ、心奏がさぼりたいだけでしょ?気をつけてね」
「違うから」
ラ「ありがとうございます」
深「お世話なりました」
ふっかさんと裏から帰る。
深「ラウ」
ラ「ん、」
深「俺らには言えなかった?」
ラ「え、?」
深「いや、話してくれてたら少しは違ったのかなって。」
ラ「・・・話したら、嫌われちゃうかなって。ごめんなさい。疲れたから昼寝する」
逃げるように家に入り、手を洗って部屋へ。
着替えて、ベッドに潜り込む。
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作者名:抹茶 | 作成日時:2021年8月29日 6時