出会いは突然に。(紫) (ページ7)

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面白いなんて初めて言われたんだけど…
何が面白かったんだろう。

辰哉「俺ね、お姉さんと仲良くなりたいの。こうして2回も出逢えたなんて運命じゃない？？そうとしか思えないからさ。これを逃したらもう会えない気がするし。できれば連絡先知りたいなぁって」

正直、引いた。
こんなにもグイグイ来られるのは苦手。

「間に合ってます。」

そう言ってレジに並んだんだけど、

辰哉「そんな事言わないでよ。いいじゃん、連絡先くらい」

着いてきた。
後ろに並んで話しかけてくるんだって。
しつこ過ぎない？？

「無理です。」

辰哉「じゃ、また会ってよ」

「嫌です。」

辰哉「手強いね、お姉さん。」

お会計してる時は大人しかった。
そういうのはちゃんとしてるんだと思った。

ナンパさんがお会計してる間にサッと帰ろう。
足早にスーパーを出た。

追いかけてくることは無かった。
もう会うことはないけど、あんな人も居るんだな。