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A side
誤解だったみたい。
ふっかさんの話を聞いてそう思った。
あの時逃げずに話をちゃんと聞いておけばよかった。
「あの時、逃げてごめんなさい」
辰哉「俺が悪いんだ、Aちゃんのこと傷つけたよね」
私が泣いたからだ。
ふっかさんが他の人とって考えて苦しくなって、辛くなったから。
辰哉「Aちゃん、泣いてた。あの時」
「だって…ふっかさんが、」
辰哉「俺が、何？」
誤解が解けた途端に、意地悪な表情に変わった気がした。
「嫌だったんです…他の人とって思ったら。」
ふっかさんは嬉しそうな表情をした。
辰哉「Aちゃん、俺のこと好きになった？」
…分かってて、聞いてる。
酷い。
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作者名：ゆち | 作成日時：2022年9月25日 23時
