175:終わり ページ15
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「…で、お前二宮に今まで何された？何されたか、全部言えよ」
二宮くんが喫煙所から去ったから、必然的に櫻井と二人きりの空間。
ドアの柱に背を預けていた櫻井が、喫煙所のドアを閉め、私の方に詰め寄って来た。
「お前の態度見てたら二宮と何かあったことくらい分かるって言ってんだよ」
「・・・」
「二人仲良く喫煙所行ったかと思えば、このありさまだし」
「・・・」
「今まで俺のいないところでも何かされてたんだろ。全部言えよ」
「べつに何されても関係ないじゃんっ！」
いつもよりも低い声で言葉を発する櫻井に反抗して衝動的に大きな声を上げた。
イライラしているのが見て取れる。私だってイライラしてるの。
何よその態度、何でそんなに冷たいのよ。
今まで私のこと避けていたくせに、急に手のひら返したように私を責める櫻井に苛立ちが爆発した。
「は？」
「バカ！翔のバカ！嫌い！」
本当はこんなこと言いたくないのに。気持ちとは裏腹な言葉が口から出る。
私の悪いところだ。この機に及んでも、素直になれない。
「もう耐え切れない。何も翔のこと分かんない」
「A、」
「私は翔みたいに効率良くないし、隙があるし、鈍感だし、言ってくれなきゃ何も分かんないよ」
櫻井の目を見るのが何となく怖くて、目が合わないように俯いたまま言葉を口にした。
「こんな私と付き合うの疲れたでしょ？私も翔と付き合うの疲れた」
もう終わりだ。全部終わり。確実に嫌われたに決まってる。
気付けば思ってもいない言葉が口から零れていた。
自分から壊すなんて、バカだ私。ホント、バカ。
「Aっ！」
近づいて来た櫻井から逃げるように喫煙所から出ようと、櫻井の横を通り過ぎようとすれば
通り過ぎる寸前でその行動を止めるかのように、グイッと痛いくらいに左腕が掴まれた。
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妃紀(プロフ) - ともさん» コメントありがとうございます♪おそらく櫻井は好き過ぎて堪らない彼女に指一本触れさせたくないと思ってると思います(笑)6章も読んでくださると嬉しいですー！ (2019年10月22日 22時) (
レス) id: ad41dd4440 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - キスとハグだけ？私も翔さんと一緒で〜許せないかも(￣▽￣;)触られるだけでやっぱり嫌だ！私の愛も翔さん並に重いのかも(笑) (2019年10月19日 19時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
妃紀(プロフ) - 結城さん» やっと！仲直りしてくれました〜！本当にすれ違いが酷くて、ここまで辿り着くのに時間がかかりましたね(笑)今後も楽しんで頂けるように頑張ります(*´ω｀) (2019年6月23日 23時) (レス) id: ad41dd4440 (このIDを非表示/違反報告)
妃紀(プロフ) - みかぽさん» みかぽさん！お久しぶりです！コメントありがとうございます♪やっと仲直りしてくれましたよ〜！イチャコラして欲しいですね(´艸｀*) 二宮くんの気持ちを考えると切ないですが、きっと誰か素敵な人が現れるはずです…！更新頑張りますね♪ (2019年6月23日 23時) (レス) id: ad41dd4440 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - 仲直りきたー！ありがとうございます(;_;)この瞬間を待ってました(〃ω〃) (2019年5月21日 8時) (レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妃紀
| 作成日時：2019年2月11日 21時
