ヒロアカ×文スト 個性を持ってはいませんが…

第４話 ページ5

私は一人独房の中にいた。あれからもう2年は経った。私は名前を森Aから種田Aに変えた。
私は政府の身となった。色々と訓練やらをさせられて今はエージェントという役職らしい。

この2年間でこの世の中は変わった。
世間では「ヨコハマヒーロー殺害事件」の犯人は処刑されたという事になっているらしい。
そして顔も知られないまま私は敵の中で「初代ヒーロー殺し」と呼ばれるようになった

と安吾から聞いた。

今日は種田に呼ばれていた。10時の約束らしい。はあ…胸騒ぎがする。


「森です。」

「貴様の名前は『種田』だ。まあよい。入れ。」

初めて入る長官の部屋は綺麗だった。こんなんに金かけるなら私のご飯をもう少し豪華にしても
良いのでは？と思ったがいいだろう。

「貴様に頼みたいことがある。」

「拒否権は？」

「勿論ない。よく聞け。これは初任務だ。貴様には雄英高校に行ってもらう。」

「何故。」
いや、まあ歳的にはぴったりだが私がヒーローの育成をするところに行くのは色々とまずくないか。

「今年からオールマイトが教師をするらしい。それに合わせて敵たちが何か企んでいるだろうと。
其れで貴様や。どうせ後先長くない人生だろう。やってみないか？」

「…承知致しました。」

逆らえば死あるのみ。Aは従うことしか生きる術もなかった。


「此れから校長と打ち合わせに行く。ついてこい。」

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