第21話 ページ24
「いい友人を持ったじゃないか。インゲニウム。」
「轟くん!私も戦う!」
「危ねぇから!お前はプロを早く…」
「無理。」
私もそろそろ限界だ。飯田くんの肩、轟くんの頬から流れている血が美味しそうに見えて仕方ない。この前飲んだ筈なのに…おかしいなァ
生き血って美味しそうに見えちゃうからかなァ
Aの口がにたぁと歪む。
「上…」
轟くんがそう呟いたとき、緑谷くんがステインへと向かっていた。どうやら血液型によって奪える時間が違うらしい。
「二人で、守るぞ。」
「もう…止めてくれ。僕は…」
「やめて欲しけりゃ立て‼なりてえもんちゃんと見ろ‼」
轟くんがそう言ったときAの首にナイフが当てられた。
「感動シーンを待つことも出来ないのですか?まァいいでしょう。私を人質にでもするおつもりで?」
確かに、二人の動きがぴたっと止まった。
「種田さん…」
緑谷くんがこっちを見る。驚きと心配が顔に書いてある。
「ぼうっと突っ立ってるからだ…彼奴らの級友か?ヒーローらしさの欠片もない。」
「級友なのは認めますが、私にその個性で立ち向かうとなると…」
Aはぼそっと呟く、異能力 山椒大夫と。
Aを赤い光が包む。ナイフを当てられたところの傷が即座に治る。
「愚策としか思えませんねェ。」
「真逆!此奴…!」
ステインが驚いた拍子に一瞬離してしまったナイフを奪う。そして、自分の首に…刺した。
血が噴き出る。だが地面に血が垂れることは無く全て空中に浮いている。まるで無重力空間のように。
「種田!!!なにしてんだ⁉」
まァ驚くのも仕方ない。本来なら致命的である筈の行為を自分からしているから。でも…
「此れが私の闘い方なの。」
そう言うと浮いていた血が何かを創りだす。
327人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しおりん(プロフ) - 31話のポートマフィアがパートマフィアになっていました (2022年3月2日 16時) (レス) @page37 id: 98cc4361d2 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します…!当作品とても楽しく読ませてもらってます!第32話の「ポートマフィア」が「パートマフィア」になっています。この作品は大好きなので、誤字が気になってしまい、コメントさせていただきました。これからも応援しています! (2020年4月26日 19時) (レス) id: 4b59e65728 (このIDを非表示/違反報告)
竜騎士みぃ(プロフ) - ページ21誤植、(名前名前)になってるとこある。がんばれ (2020年1月29日 8時) (レス) id: e8f36b9305 (このIDを非表示/違反報告)
あるる(プロフ) - ルフイさん» ありがとうございます!待っております( *`ω´) (2019年9月11日 17時) (レス) id: d6b4db13ca (このIDを非表示/違反報告)
ルフイ(プロフ) - 線画までは描けました!あと2,3日ほどで完成すると思うので楽しみにしていてください! (2019年9月10日 16時) (レス) id: 1c8a5341b8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あるる | 作成日時:2019年8月25日 22時