第１０話 ページ12
今日1日の報告をする。
まだ2人だが話せる人ができたこと。
緑谷という人が気になること。
こんなことでいいのか？って感じのことだが先生方は微笑ましそうに聞いていてくれた。
少し私について何か知っているのか聞いてみたがどうやら先生方は私が政府から斡旋されていることくらいしか知らないらしい。つまり私が異能力者ということは知らないのだろう。
「気をつけて帰りなさいよ〜」
「そうだぞ！種田少女！慣れない土地だろうが迷子にならないようにッ！」
帰り際にミッドナイト オールマイトが声をかけてくれた。13号も手を振ってくれている。
こんなにヒーローは優しかったのか…いや、今までの私たちの立場が悪かっただけなのか…
そして私は一つの謎に辿りついた。
「何故長官は私をこの任務に就かせたのか。」
護衛だけなら辻村さんとかにやらせればいい。わざわざ生徒に扮してやらせる意味が考えれば考えるほど分からなくなる。
「ドウシタ？モウ生徒ハ帰ル時間ダガ。」
「いえ…すぐ帰ります。また明日。」
あの人は…エクトプラズムだったかな。確かにもう6時 帰ろう。
「ただいま…」
誰もいない家に挨拶をする。もちろん返事はない。
1人は落ち着く。でも少し寂しいな。明日家具でも買いに行くか と思いながら部屋の電気をつける。
「…。家具が揃ってる。安吾の仕業か。」
安吾に電話をするが、答えは“NO” 誰が私の家に家具を運んだんだ。といいつつ犯人の目星はついてる。私の好みを考えつつお洒落な配置。彼しかいないな。
「よおA俺からの門出祝いだ。有難く受けとれよ。」
「中也…見つかったら怒られるの私なんだけど。……ありがと。よく私の家わかったね。」
「首領が本気出した。会いたかったぜ。A2年ぶりか？」
「そうね…2年って意外と経つの早いわね。元気だった？」
私にとって中也は兄のような存在。中也といると自然と笑みがこぼれる。
「当たり前だろ。手前こそ元気そうでよかった。あと首領からの伝言だ。『敵連合から組まないかと誘われてる。』だってよ。そしたらAと敵対組織になっちまうな。そろそろ時間か」
「敵連合？その組織初耳かも。まあマフィアに危害は絶対加えない。好きに組むなり潰すなりして頂戴 って言っておいて。またね 中也。」
そして中也は帰って行った。久しぶりに彼に会えた。明日はいい日になりそうだ。
総合作品ランキング36位 ありがとうございます。
皆様のおかげです。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 327人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しおりん(プロフ) - ３１話のポートマフィアがパートマフィアになっていました (2022年3月2日 16時) (
レス) @page37 id: 98cc4361d2 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します…！当作品とても楽しく読ませてもらってます！第32話の「ポートマフィア」が「パートマフィア」になっています。この作品は大好きなので、誤字が気になってしまい、コメントさせていただきました。これからも応援しています！ (2020年4月26日 19時) (レス) id: 4b59e65728 (このIDを非表示/違反報告)
竜騎士みぃ(プロフ) - ページ21誤植、(名前名前)になってるとこある。がんばれ (2020年1月29日 8時) (レス) id: e8f36b9305 (このIDを非表示/違反報告)
あるる(プロフ) - ルフイさん» ありがとうございます！待っております( *｀ω´) (2019年9月11日 17時) (レス) id: d6b4db13ca (このIDを非表示/違反報告)
ルフイ(プロフ) - 線画までは描けました！あと２，３日ほどで完成すると思うので楽しみにしていてください！ (2019年9月10日 16時) (レス) id: 1c8a5341b8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あるる | 作成日時：2019年8月25日 22時
