無愛想な君② (ページ16)

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JK side

あれから仕事が忙しくて、Aヌナと一度も練習することなく歌番組の当日を迎えてしまった。

未だにこの前のことを謝れていない。

Aヌナの家に行こうかと思ったけど、拒否されて傷つくのが怖くてできなかった。

そして、今日は歌番組収録当日。

朝一緒のバンに乗れると期待していたのにAヌナはスタイリストさんたちと向かうらしく、会いたのはテレビ局の控え室。

JM「Aヌナ！おはようございます！！」

「おはよう。今日はよろしくね」

JK「Aヌナ…この前は言い過ぎました。すみません」

「うん。私も大人気なかった。ごめん。今日は頑張ろうね」

JK「はい」

Aヌナに気持ちを伝えられたけど、前とは違って小さな壁ができたような気がする。

コンコンー

RM「はーい」

SVT「あにょはせよ～」

楽屋に入ってきたのはseventeen。

あ、今日一緒だってミンギュから連絡きてたっけ…

お互い挨拶をし終わると、ホシヒョンの視線がある一点から動かなくなった。

視線の先を辿るとAヌナ。

「あ、初めまして。ダンサーのAです。よろしくお願いします」

表情１つ変えず自己紹介するAヌナにを不思議に思ったのか、SEVENTEENのメンバーがバラバラに「よろしくお願いします」と口にする。

ホシ「えーー！！！Aさん！！？？何故、何故ここに！！僕ファンなんです～(涙)」

メンバーを押し退けてぐいぐいきたホシヒョンをクプスヒョンが必死に止めている。

俺たちもAヌナが危ないと判断して、固まっているヌナの前にソクジニヒョンがサッと立った。

ホシ「動画でAさんのダンスを何度も見て、かっこいいなぁ～って…まさか、ここで会えるなんて！」

「そうなんですか？嬉しいです。ありがとうございます。」

ニコッ

ホシ「うっ、やばい…今きゅんっときた…」

ミンギュ「俺もです」

やばい、やばい。Aヌナの不意打ちスマイルでヌナキラーまでもが心奪われてる。

V「Aヌナは今お・れ・た・ち・に！！着いてくれてるんだ～」

SC「そうなんですか～いつか僕たちもよろしくお願いします～」

「ぜひ」

JH「なぬ！?」

SC「さて、もうそろそろ失礼します」

ホシ「待って！Aさんと握手だけでも～！！」

結局ホシヒョンはウォヌヒョンとジュンヒョンに抱えられて行った。