*66話 今ならよくわかる* ページ29
〜坂田 side〜
坂田「あのな、俺。Aのことが好きやねん。その、同級生としてだけじゃなく恋愛的な意味で。…………だから俺と付き合ってくれませんか??」
この王子様の格好は、正直なところ恥ずかしいしこうするつもりじゃなかった。センラが「これでAちゃんイチコロやわ!!」とか言うしそらるさんにも聞いたら否定しなかったからこうなったけど。
俺的にはやっと言えた、そんな思いがある。Aが意識不明の重体になった時、どれだけ伝えていれば良かったかって思ったか。だからそんな状況の中まーしーが告白する話が出た時、意地でも告白するように本人に伝えた。ま、そんなことは知らないAが驚くのは無理もないか。
『本当に、私に言ってるんだよね?』
坂田「俺と1番長くおったの、家族のぞいたらAしかいーひんで??他に誰を好きになるんやって話やん。」
これは紛れもない事実。そして気がついた時からAのことが好きになってて、それ以外の女子と仲良くなろうとも思わんかった。生憎様ずっと、A一筋である。まぁ、それは俺だけかもしれないけど…………。
『えっと、とりあえず正直に伝えていい??』
坂田「…………ええよ。」
『…………私も好きだよ、坂田のこと。その、1人の男の人として。』
坂田「……!!ほんまに??」
『うん。でも、私さ、自分のことまだ全然思い出せてないのに、良いのかなって。辛うじて坂田が好きなことに変わりはなかったけど、昔のこと何も覚えてないし…………』
坂田「ふふ、俺のことが好きなら、問題ないやん。」
『え??』
坂田「これから沢山思い出を作ればええだけの話やん??それに俺のことが好きなことはしっかり覚えてるやん。そんなん喜ばへん男はいーひんで??
な、だからええやろ??俺と、付き合ってくれますか??」
『…………うん。よろしくね、坂田??』
坂田「こちらこそ、よろしくなA!!」
『あ、ちょっと!!今、なんでキスしたの!?!?』
坂田「ええやん!誰も見てないし!!」
あかんなぁ。今ならまーしーやセンラの気持ちが良くわかるな、これ。
--------キリトリ線--------
今日坂田さん誕生日…………これはこのタイミングで両思いまで結びつくしかとなりました!!!!ちなみにストックが次話までしかないですがね!!!そしてもちろんこれで終わりじゃないのがこの一連のシリーズの流れです
*更新じゃなくお知らせです*→←*65話 え…………!?!?*
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紅茶(プロフ) - 更新、プロセカの小説読みながら待ってます! (2023年3月26日 10時) (レス) id: beb9593a66 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 了解です!更新して公開するの楽しみに待ってます! (2021年12月20日 22時) (レス) @page30 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れの | 作成日時:2020年9月14日 20時