今日も今日とて仕事が多い［名探偵コナン］Wild Police Story

9話　私の弟、すごくね？？ ページ9

私side

ゴミを片付けたのとついでに、自分の分のコーヒーとショウのココアを入れて持っていくと、向こうの部屋が騒がしかった

『……？』

ドアを開けて中を見ると、5人に打ち解けているショウがいた


ショウ、アンタ本当にすごいと思う


私が若干引き攣りながら苦笑いすると

ショウ「あ！姉ちゃん！！零(れい)兄、勉強めっちゃ出来るんだって！！」

と、それはもう尊敬するレベルで打ち解けていた

松田「ショウは勉強出来るのか？」
ショウ「好きじゃねぇけどある程度はっ感じ。わからねぇ所あったら、姉ちゃんに聞いてる」
萩原「やっぱAちゃん頭良いんだ」
諸伏「姉弟は2人だけなの？」
ショウ「いや！姉ちゃんの上に兄ちゃんが1人いる！3人きょうだい！」


アンタ……個人情報をベラベラと…………

伊達「騒がしくして悪いな」
『あ、いえ。ショウが打ち解けてて驚きました』
伊達「これからもうるさくしちまうかもしれねぇな」
『あー……』

これから、この腐れ縁がずっと繋がり、それが私の大切な物になるなんて

この時は、これっぽっちも思わなかった




Aショウside

お茶を持っていくと、放心しているお兄さんたち

また、姉ちゃんか

ショウ「あー、姉ちゃん、アレ癖みたいで……。すいません」

姉ちゃんの怪我したところを手当てし、上から撫でるのは癖みたいなものだ

いや、癖だ

なんでかは知らないけど

降谷「あのガーゼの上から撫でたり」
松田「頬を押さえたりするのがか？」
萩原「えっ、あれ素でやってんの？？俺らよりカッコいいですゲド」
伊達「確かに精神年齢は高そうだけど」
諸伏「アレ、素なんだ……」
　

そうなんです。

俺も姉ちゃんがかっこよく見えてます、はい


俺は茶菓子をおいて、

ショウ「Aショウです、中学1年です」

と名乗った

すると、萩原さんと諸伏さんが、高1なんだから、お兄ちゃん感覚で接してくれていい、と言ってくれたので

俺は、零兄、景兄、研兄、陣兄、航兄と呼ぶことにした

みんな、良い人たちだ

姉ちゃんも仲良くしたらいいな

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