3話 思いもしなかった ページ3
翌朝、昨日買ったおにぎりと惣菜を食べて、身支度をした
できる限り、帰ってからする仕事をやって
私は医務室を出た
「二列縦隊マラソン始め!」
医務室を出て、校舎の門までの道のりを歩いていると、グランドでランニングをする学生たちが見えた
鬼塚さんもいたから、きっとアレは鬼塚教場なんだろう
『あ、諸伏さんと降谷さん。松田さんもいる……』
その周りに後2人
親しそうな人がいた
きっとあの2人を含めて、鬼塚教場の問題児をしているんだろう
『男はいくつになっても変わらないものだな』
横目でちらっと見下ろすと、数十人が走ってる中、5人が先陣を差をつけて走っていた
そしてふいに時計をみる
『あ、ヤバっ、遅刻…』
私は鞄を持ち直し、走って学校へ向かった
「Aちゃんおはよ〜」
滑り込みで教室に入ると、仲の良い友達が話しかけてきた
『あぁ。おはよ』
「珍しいね、Aちゃんが遅刻ギリギリなんて」
『昨日夜遅かったからな』
「勉強?」
『まぁ、そんなとこ』
私は席に鞄を置いて、席に座る
丁度良いタイミングでチャイムが鳴り、クラス全員が慌ただしく席に着いた
担任が出欠確認をしているのを聞き流しながら、私は今日帰ったらする事を考える
今日は父さんが遅いから、早めに行って医務室を開けとくか
とか
そんな事を考えていると、1時間目の英語の先生が入ってきた
委員長の号令で全員が席を立つ
今日も頑張るか……
私の長い長い1日が始まった
最後の授業の終わりのチャイムが鳴り、生物の先生が去っていくと入れ替わるのように担任が入ってきた
「えー、朝の連絡との変更点はありません。今日は掃除なしで。解散!」
相変わらず、この先生は話が短くて楽だ
「Aちゃん!」
みんなが帰ろうと席を立ち、わいわいする中友達に話しかけられた
「Aちゃん、今日の数学の範囲、理解できた?」
『数学?一応出来てるけど……今度教えようか?』
「本当?マジ助かる!」
「えっ!アンタAに勉強教えてもらうの?じゃあA!私も英語お願い!」
「うちも〜!」
『いいよ。テストまでに教えてあげるよ』
「やった〜!」
ちらっと教室の時計に目をやる
『あっ、もう行かないと……』
「弟くんのご飯?」
『あぁ。またね』
私は友達に軽く手を振り、教室を出た
私は校門を出て、自宅への道を歩いた
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k-n(プロフ) - 神ちゃんさん» ハロ嫁は現在執筆中です!!もうすぐで完成します✨しばしお待ちをm(_ _)m (11月20日 21時) (レス) id: bb4880ec89 (このIDを非表示/違反報告)
神ちゃん(プロフ) - こんにちは、ハロウィンの花嫁は書かないのですか? (11月6日 0時) (レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています (2023年3月11日 0時) (レス) @page43 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
k-n(プロフ) - 夜蒼さん» 修正しときました!(。•̀ᴗ-)و ̑̑✧ (2022年12月23日 23時) (レス) id: bb4880ec89 (このIDを非表示/違反報告)
夜蒼(プロフ) - コメント失礼します( . .)"29話なのですが…萩原が灰原になっています (2022年12月23日 18時) (レス) id: 8583bb846a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:k-n | 作成日時:2022年11月22日 0時