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まぁいいわ。と呟いた副編集長は私の身体を撫で回すように見つめる。
あまりにも凝視されるものだからいやらしい目で見られているものかと思い込んでしまうが、
どうやらそれは勘違いのようだった。
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渡 「…つかさ、何だよそれ、」
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あ 「へっ、」
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渡 「そのみすぼらしい格好とお粗末な髪型。フォーマルの意味合い完璧履き違えてんだろ。」
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あ 「だって、！急に代わりに行けって言われたから、着替える余裕もなくて、」
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急いで走って来たからきっと髪はボサボサだと思うし、
服装も普段通りのまま来たので薄手のシャツにパーカーそしてジーンズという、
今の私はとてもじゃないけどパーティーに行くにはそぐわない格好だった。
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渡 「そんな格好でパーティー出席してうちの編集部に泥塗る気か。」
あ 「、そんなつもりは、」
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副編集長は呆れたように溜息をつくと、どこかに電話をかけているようだった。
一人でどこかへ行くのかな、なんて思えば
突如、私の腕を掴んで無理矢理引っ張る。
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え、どうして私は今この人に腕を引かれているの？
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渡 「………来い。」
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あ 「えっ、どこ行くんですか？！」
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渡 「どこでもいーだろ、んなもん。」
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いやいや、全然分からないよ。
私には行く先を知る権限くらいありますよね、？
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私は何故か今、広いリムジンの中に居て、私の隣には紛れもなく副編集長が座っている。
こんな高級リムジンを手配出来るくらい彼はボンボンなんだと改めて認識する。
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あ 「あのー…副編集長？一体、どちらへ、」
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渡 「…っ、」
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何を言っても副編集長は肘をついて窓の外を見つめるだけで私は彼を問いただすのを諦める。
その儚げな横顔はびっくりするくらい美しくて、
胸の高鳴りを隠すのに必死だった。
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abemayu(プロフ) - Twitterも楽しませていただいています♪アカウントが凍結したとのことで私もとてもショックです(TT)ですがサブ垢の方でお話続けていただけるとのことでこれからも楽しみに読ませて頂きます(^^)占ツクもTwitterも全て最高の作品ばかりです！これからも頑張ってください♪ (2023年2月7日 5時) (
レス) @page8 id: 64dc9f524a (このIDを非表示/違反報告)
yunopanman(プロフ) - 移行お疲れ様です！真逆な2人が今後どうなっていくか､毎回ワクワクしながら読んでます！更新頑張って下さい(人 •͈ᴗ•͈) (2022年11月20日 15時) (レス) @page4 id: 75411d4617 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろーばー。
| 作成日時：2022年11月20日 15時
