Let'sGo! 東京B少年！！-20- (ページ23)

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アイドルたちの夢 -190- ページ23

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数時間後…

控え室

奏「開演1時間前になったぞ。お客さんの入場も始まった」

藤井「いよいよだね…」

飛貴「あー…。おさまった緊張が、また押し寄せてくるー…」

那須「飛貴が緊張するなんて、珍しいな…」

飛貴「だって、横浜アリーナだよ！？こんな大きな会場でのライブは初めてなんだからさー…」

岩崎「俺らのファン、どれくらいいるかなー？」

金指「少しでも多くいるといいね」

龍我「緊張するけど、楽しみだなー」

控え室前が少し騒がしくなる

奏「何だ…？」

ドアを開けるとスタッフたちが慌てている

スタッフA「ようやく、Love-tuneが到着したみたいだぞ」

スタッフB「到着が遅れるとは聞いていたが、ここまでギリギリだとは…」

奏「…Love-tuneが来たみたいだな」

藤井「そうなの！？」

那須「どんな感じだ…？」

控え室を出て、スタッフたちが集まっている場所に行く

安井「到着が遅れて、申し訳ありません…。もう少し早く入る予定だったんですが、事務所前で取材班に囲まれてしまって…」

マネージャー「これより大至急準備をします。ですので、ここでの取材もお断りさせていただきます」

安井「週刊誌の件でお騒がせして申し訳ありません。時間もありませんし、リハーサルしないで本番に臨みます」

スタッフA「リハーサル無し…！？」

スタッフB「まぁ、ギリギリだから仕方ない。ただ、本当に大丈夫なのか…？」

取材班やスタッフたちをかき分けながら通路を進むメンバー

藤井「…」

那須「事務所前で囲まれたって…だいぶ影響出てるな…」

奏「想像以上の影響だな…」

那須のスマホに通知が入る

那須「！！」

優斗謙ちゃんたち、会場に着いた?俺は19時頃に会場に入れるようにする!

那須「(優斗も動きだしたな…。いよいよ…本番だ…)」

奏「おい、控え室に戻るぞ。そろそろ準備しないと…」

藤井「はーい…」

紅太「おや、藤井くんじゃないですか」

藤井「！！」

紅太と居合わせる

藤井「お疲れ様です…」

紅太「いやぁ…Love-tuneのスキャンダルには驚きましたね。新人アイドルの活動を妨害だなんて…。妨害されたアイドルたちは、このスキャンダルをどう思っているんでしょうねー？」

奏「(紅太さん…。それが俺らだって分かって言ってるのか…？)」

那須「(わざとらしすぎる…)」

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