魔法少年☆大戦 New Generation (ページ8)

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。゜+゜。+ Magical1：新時代の魔法少年 +。゜+゜。ページ8

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放課後も案の定、海琉と一緒に帰りたい女子たちが集まってきたため、ひかるは足早に教室を出た

ひかる「はぁっ…。何か、息苦しい1日だったなぁ…」

星詩留「あはは…。これは、しばらく続きそうだね」

ひかる「うぅ…」

星詩留「さて、今日はこれから塾だから。それじゃあ」

ひかる「うん。また明日ー」

星詩留と別れ、ひかるは駅に向かう

ひかるは毎日、電車で通学している

ホームで電車を待っていると、突然声をかけられる

海琉「あの、宮近さん…！」

ひかる「え！？」

なぜか、そこには海琉がいた

しかも、走ってきたのか息切れしていた

ひかる「田村くん？な、何でここに…」

海琉「あのっ…一緒に帰らない？宮近さんのカバンに付いてる電車の定期を見たら、同じ行き先だったからさ」

ひかる「えー！？」

海琉「ダメ…かな？」

ひかる「わ、私でいいなら…」

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電車に乗り、少し間隔を空けて席に座る

ひかる「あの、田村くん…」

海琉「ん？」

ひかる「教室では、あんなに囲まれてたのに…どうして私を追って来たの？」

海琉「いや…正直、ああいうの苦手で…」

ひかる「え？」

海琉「俺と仲良くなりたいのは伝わるんだけど、ちょっと迷惑だなぁ…って思っちゃって。だから、思い切って『用事があるから』って、逃げて来ちゃった。それに、本当は宮近さんと話したかったし」

ひかる「そうだったの…？」

海琉「宮近さんと話したいのに、すぐに他の子たちが集まってくる。その影響で、宮近さんも別の場所に行っちゃうし…。どうしようかと思ってたら、偶然にも電車の定期を見ちゃって…」

ひかる「な、なるほど…。」

海琉「だから、放課後しかチャンスはないって思ってた。俺は…宮近さんと仲良くなりたい。隣の席だし、電車も同じ方向なら…仲良く出来るかなぁって」

ひかる「…」

そんな風に思われてたとも知らず、ひかるは海琉を避けていたことを反省する

ひかる「本当に…私でいいの？」

海琉「うん。宮近さんは、俺と仲良くなりたくないの？」

ひかる「そういうわけじゃない。ただ、人気者になりそうな田村くんと…気安く仲良くなっていいのかなって…」

海琉「…」

離れて座っていた距離を、一気に詰める海琉

ひかる「！？」

海琉「俺は…本気なんだけどな…」

少し低めの声、少し長い前髪から覗く真剣な眼差しに、ひかるは思わずドキっとする

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