魔法少年☆大戦 New Generation (ページ29)

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。゜+゜。+ Magical3：いじめは絶対に許しません！+。゜+゜。ページ29

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-Magical3：いじめは絶対に許しません！-

夜

宮近家の庭

宮近「はっ！！」

薙刀の素振りをする宮近

アン「海斗、あなたの真面目なところは変わらないわね」

宮近「当主として、怠りたくないんだ。それに、やらないと変な気分だ」

アン「そうなのね」

縁側から、夜空を眺めるアン

アン「月がキレイね。でも、やっぱり…満月の時が一番かもね」

宮近「そうだな…」

アン「月と言えば…。ソーレが目覚めたなら、あの子の片割れも目覚めてもいいわよね」

宮近「まだ、他の魔法少年は見つかりそうにないか？」

アン「えぇ…。目覚めた依り代の気配が増えないのよ…」

宮近「そうか…」

宮近は、薙刀の素振りをやめる

宮近「まぁ、ひかるが受け入れてくれただけ良いさ。これから、徐々に仲間を増やせばいい」

アン「祠から飛び出した依り代は5匹よ。つまり、5人チームになれるわ」

宮近「ある意味、丁度いいだろう。田村海琉を中心に、謎の組織と戦う…」

タオルで汗を拭き、縁側に座る宮近

アン「今回の敵も、一筋縄ではいかなそうよ」

宮近「どんな感じなんだ？」

アン「まだ1人しか出てきてないわ。でも、複数いるのは確実。また、魔法少年と同年代くらいの男の子だわ」

宮近「そうか。目的とかは？」

アン「ざっくりと『この世界を、永遠の夜の世界にする』と言ってたわ」

宮近「永遠の夜…」

アン「どういう意味かは、分からないわ。でも、恐ろしいことを考えているに違いないわ」

宮近「そうだな…」

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次の日

西館高校 1年5組

ひかる「えーっと、今日の1限は化学…」

星詩留「ひかる、今日はご機嫌だね」

ひかる「そう？」

星詩留「何か、良い事あった？」

ひかる「特に…何もないけど？」

教室に海琉が入ってくる

海琉「おはよう、ひかるちゃん」

ひかる「おはよ…海琉くん」

星詩留「え？えぇ？ちょっと、いつの間に…下の名前で呼び合うようになってたの…！？」

急に仲が良くなった2人の様子に、星詩留は驚きを隠せない

ひかる「星詩留…変な想像してるでしょ？別に、特別なことがあったわけじゃないから」

海琉「隣の席だし、いいかなー…って」

星詩留「ふーん…？まぁ、良いんじゃない？」

教室に化学担当の教師が入ってくる

化学教師「急な変更だが、1限の授業は実験室で行う。HRの出席確認も、実験室でやるからなー」

星詩留「うわ、マジか…」

ひかる「教室移動かー…」

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